災害に備えた食品衛生
災害時は、水や衛生用品の不足など、様々な要因により、十分な衛生状態を確保するのが難しく、過去には、避難所において食中毒が発生しています。災害時の食中毒予防策について、あらかじめ確認して備えましょう。
家庭で備えておきたい主な食品衛生用品
- 消毒用アルコール:手指や調理器具の消毒に。
- 使い捨て手袋・ビニール袋:調理の際、素手で食品に触れないために。
- ウェットティッシュ:水が使えない場合に、手指の汚れを落とすために。
- ラップ・アルミホイル:食器を包んで使い、洗わずに済むように。
- カセットコンロ・ガスボンベ:ガスや電気の提供が停止した場合などに、お湯を沸かしたり加熱調理を行うために。
災害時の飲み水
家庭で備蓄が必要とされる飲み水の量(目安)
手洗い・手指消毒~平時から習慣をつけましょう~
こんなときは手洗いを忘れずに!
- トイレ後
- 食事前
- 不衛生なものに触れた後
- 外出後
- 調理前
- 生ものに触れた後
- 盛り付け前
手洗い手順
- 流水で手を洗い、石けんをつける。
- 手のひら→手の甲→指先・爪の間→指の間→親指(手のひらで包んでねじり洗い)→手首
- 流水ですすぎ、ペーパータオルやキレイなタオルで水分を拭き取る。(水分が残っていると消毒効果↓)
- 十分な量の消毒剤を手のひらにとり、2.の順で手全体によくすり込んで、自然に乾かす。
手洗い手順リーフレット(公益社団法人日本食品衛生協会)(PDF:521KB)
水が使えない場合
- おしぼりやウェットティッシュ等で、汚れをよく落とす。
- 消毒剤を手のひらにとり、手洗いの2.の順で手全体によくすり込んで、自然に乾かす。
流水で手洗いできない場合の手指消毒について(国立感染症研究所)(PDF:820KB)