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更新日:2024年2月26日
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私たちの生活している現在は、長い過去の歴史的積み重ねにより成り立っています。ビルや家、道路など、様々な建物・構造物は、盛土や掘削といった造成を繰り返して現在にいたっています。
では、昔の人々の生活した痕跡はどこにあるのでしょう?長い年月の積み重ねの中で、昔の痕跡は地中に埋まり、またその上で生活の痕跡が作られていきました。そのため、各時代ごとの生活の痕跡は、現在でも地中に眠ったままになっています。
これら地中に埋まっている文化財を「埋蔵文化財」と呼び、遺構(昔の建物や墓の跡など)や遺物(昔の土器、石器など)の集中する地区を「遺跡」と呼んでいます。
遺跡は基本的には下層にいくほど古い時代のものが埋まっています。しかし、昔の地形と現在の地形が異なっているため、浅い位置で古い遺跡が発見されることもあります。
遺跡は、できればそのまま土の中で保存して、後世へと引き継ぐこと(現状保存)が理想といえます。ただし、土木工事などの開発によって、やむを得ず遺跡を破壊しなければならない場合は、代わりに記録保存(発掘調査)の措置が必要となります。発掘調査の実施に必要となる期間と費用は、原則として開発事業者が負担することになります。
埋蔵文化財センターでは、開発によって壊されるこれらの遺跡を発掘調査して、記録・公開することにより、遺跡の保存と活用に努めています。
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