市内の微小粒子状物質(PM2.5)の状況について
微小粒子状物質(PM2.5)の注意喚起情報について
現在、微小粒子状物質(PM2.5)の注意喚起情報は発表されていません。
微小粒子状物質(PM2.5)について
微小粒子状物質(PM2.5)は、大気中の直径2.5マイクロメートル(0.0025ミリメートル)以下の粒状の物質のことをいい、物を燃やしたときに出る煙・ススや、自動車の排気ガス、工場からの煙といった人間の活動が原因で発生するものと、黄砂、火山灰といった自然由来のものがあります。
PM2.5は非常に小さいため、肺の奥深くまで入りやすく、肺に加え、心臓などへの影響も心配されています。
本市では、西日本を中心に高い傾向にあるPM2.5の状況を踏まえ、市内の監視を強化するため、新たに篠ノ井局で平成26年7月からPM2.5の測定を開始しました。
市内のPM2.5の測定結果
現在の市内のPM2.5の常時監視局は、篠ノ井局、鍋屋田局(平成23年5月測定開始)、県が管理している環境保全研究所局(安茂里)の3か所です。
市内3か所の最新の測定結果(1時間値)については、以下のページを参照してください。なお、この測定値は速報値であり、確定値ではありません。
環境基準について
微小粒子状物質(PM2.5)に係る環境基準(平成21年9月9日 環境省告示第33号) |
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1年平均値が15マイクログラム/立方メートル以下であり、かつ、1日平均値が35マイクログラム/立方メートル以下であること。 |
年度 | 測定局 | 年平均値 | 年平均判定 | 日平均値* | 日平均判定 | 総合判定 |
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23 | 鍋屋田 | 13.0 | 達成 | 31.3 | 達成 | 達成 |
24 | 鍋屋田 | 12.3 | 達成 | 27.5 | 達成 | 達成 |
25 | 鍋屋田 | 11.5 | 達成 | 30.2 | 達成 | 達成 |
26 | 鍋屋田 | 12.0 | 達成 | 31.8 | 達成 | 達成 |
篠ノ井 | 10.6 | 達成 | 25.2 | 達成 | 達成 |
* 98パーセンタイル値(年間の日平均値を小さい順に並べた98%目の値)
** 速報値による評価のため、後日訂正される可能性があります。
PM2.5の注意喚起について
中国における大気汚染の報道等で話題となっている微小粒子状物質(PM2.5)について、環境省は、「注意喚起のための暫定的な指針」(平成25年2月27日第3回PM2.5に関する専門家会合/判断方法の改善:11月13日第5回専門家会合)をとりまとめました。
この指針値を超えることが予測される場合、長野県が「長野県微小粒子状物質(PM2.5)に関する注意喚起要綱」に基づき注意喚起情報を発表しますので、本市ではこの情報を受け、防災行政無線、ホームページ、ツイッター等で広く市民の皆さんに注意喚起情報を提供する予定です。
なお、本市では現在まで暫定指針値(日平均70μg/m3)を超過した日はありませんが、指針値以内の場合であっても、呼吸器系や循環器系疾患のある方など高感受性者は、微小粒子状物質による影響を受けやすいので、体調の変化に注意してください。
関連情報
- 長野市の大気汚染物質の常時監視
市内の大気測定局の配置状況と監視項目、大気汚染物質の測定結果、環境基準の達成状況 - 市内の光化学オキシダントの状況について
光化学オキシダントの概要、光化学オキシダントの注意報等の発令状況
外部サイト(新しいウィンドウで開きます)
- 微小粒子状物質(PM2.5)の状況(県ホームページ)
微小粒子状物質(PM2.5)の解説、長野県内(長野市を含む)の測定状況、注意喚起情報の発表状況 - 長野県微小粒子状物質(PM2.5)に関する注意喚起要綱(県ホームページ)
注意喚起解除の判断が追加されました。(平成27年1月27日一部改正) - 微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報(環境省ホームページ)
専門家会合の報告書(暫定指針値設定の経過等)、PM2.5の解説、全国の測定結果へのリンク など - 健康に及ぼす影響と日常生活における注意点(政府広報オンライン)
PM2.5の解説、健康への影響、暫定指針値について など