太陽黒点観測データ
このページでは1981年から1996年まで博物館の望遠鏡で太陽観察をしていたデータをご覧いただけます。
●太陽黒点とは
太陽の表面には黒いホクロのようなものが見えます。これが黒点です。
太陽活動が活発なときほど黒点の数が多くなることがわかっています。
つまり、黒点を観察することで、太陽活動の様子を知ることができます。
左は太陽活動が活発の時、右はおとなしい時(クリックして拡大表示)

大黒点(1988年7月2日) 無黒点(1986年1月1日)
●太陽黒点スケッチ
使用した機材は、口径15cm屈折望遠鏡(焦点距離2250㎜)です。
太陽を直接見るのではなく、観測用紙に太陽像を投影し、その像をスケッチすることによって観測していました。そして、その全観測データを動画化しました。
●見どころ
1.黒点の変化
日数が経つにつれて、はじめ小さかった黒点が大きく成長し成長し、やがて消えていくという一連 の様子を見ることができます。
太陽活動はおよそ11年の周期で変わります。
太陽活動の活発な時期には、巨大な黒点群が発生しているのがわかります。
(例:1981年頃、1990年頃)
逆に太陽活動が穏やかな時期には、黒点はほとんど見られません。
2.太陽の自転
動画では黒点が移動しているように見えます。これは太陽が自転していためです。
太陽はおよそ1ヶ月で1周します。
自転軸の傾きが変わるのは、地球の公転軌道が赤道に対して斜めになっているためです。
●動画一覧(計8つ)
1.1981年07月17日~1983年10月14日
2.1983年10月16日~1985年05月10日
3.1985年05月11日~1986年10月18日
4.1986年10月22日~1988年04月07日
5.1988年04月09日~1990年01月04日
6.1990年01月05日~1991年10月29日
7.1991年10月30日~1993年10月16日
8.1993年10月20日~1996年02月11日