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更新日:2024年4月1日
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長野市歴史的風致維持向上計画(第2期)について、歴史まちづくり法に基づき、令和6年3月18日付けで国(文部科学大臣、農林水産大臣、国土交通大臣)から認定を受けました。
歴史まちづくり法第1条において、「地域におけるその固有の歴史及び伝統を反映した人々の活動とその活動が行われる歴史上価値の高い建造物及びその周辺の市街地とが一体となって形成してきた良好な市街地の環境」と定義されています。
長野市歴史的風致維持向上計画は、本市の歴史まちづくりの基本的、総合的な計画となるマスタープランであり、本市の歴史まちづくりはこの計画に基づいて進めています。進め方などについては、長野市歴史的風致維持向上協議会から意見をいただき、計画の進行状況については、毎年進捗評価を実施しています。
令和6年度から令和13年度まで(8年間)
第1期計画で芽生えた住民主体の活動を大きく育て、地域固有の歴史や伝統、風情あるまちなみの継承に取り組むとともに、魅力を伝える効果的な情報発信を行うことで、地域活性化や観光振興にもつなげていきます。
重点的に施策を展開する区域として、4区域を「重点区域」に設定しました。
各重点区域の維持すべき歴史的風致を紹介します。
善光寺では、数え年で7年に一度の丑と未の年に前立本尊の御開帳が催されています。期間中は、「中日庭儀大法要」をはじめ、様々な法要等が行われます。
善光寺周辺には弥栄神社や善光寺三社(湯福神社、武井神社、妻科神社)をはじめ、歴史ある寺社が点在しており、善光寺周辺に形成された歴史的なまちなみの中で、地域住民により伝統的な祭礼が受け継がれています。
戸隠神社では、数え年で7年に一度の丑と未の年に、式年大祭が行われます。期間中は、中社・宝光社間の神輿渡御をはじめ、太々神楽などの様々な伝統行事が催されます。
江戸時代以前より多くの人々が訪れた善光寺と戸隠神社の間には、双方を行き交うための古道が今も残っています。この道は、地域住民による日常の維持管理活動によって、今も良好な状態に保たれています。
蕎麦打ち、竹細工、茅葺屋根など、戸隠の風土に息づいた生業は、多くの来訪者を迎え入れ続けている戸隠の歴史的まちなみと一体となって根付いており、良好な歴史的風致をみることができます。
真田十万石の松代城下町には、松代城跡や武家屋敷地等に水路がめぐっており、泉水(池)のある庭園をもつ歴史的建造物が残っています。また、松代城下町と北国街道松代道で結ばれる若穂川田地域には、歴史的まちなみと火防信仰、祭礼とが一体となって生活に深く浸透した風致が見られます。
大室古墳群には、石を積み上げて墳丘とした「積石塚」や「合掌形石室」と呼ばれる特異な構造の埋葬施設が集中しています。これらは、大正時代初期より、大室地区の地元住民を中心とした保存会によって、保存・継承されています。
鬼無里では白鬚神社の祭礼、鬼無里神社の祭礼、諏訪神社の御柱などがあり、地域に暮らす人々以外にも、大学生など地域内外の若者から高齢者まで幅広い世代が参加しながら、現在も継承されています。
長野市歴史的風致維持向上計画(第2期)〔概要版〕(PDF:2,493KB)
長野市歴史的風致維持向上計画(第2期)表紙(PDF:2,070KB)
長野市歴史的風致維持向上計画(第2期)第1章(PDF:4,776KB)
長野市歴史的風致維持向上計画(第2期)第2章(1)(PDF:7,174KB)
長野市歴史的風致維持向上計画(第2期)第2章(2)(PDF:8,427KB)
長野市歴史的風致維持向上計画(第2期)第3章(PDF:2,716KB)
長野市歴史的風致維持向上計画(第2期)第4章(PDF:7,333KB)
長野市歴史的風致維持向上計画(第2期)第5章(PDF:1,902KB)
長野市歴史的風致維持向上計画(第2期)第6章(PDF:2,746KB)
長野市歴史的風致維持向上計画(第2期)第7章(PDF:1,554KB)
長野市歴史的風致維持向上計画(第2期)第8章(PDF:1,419KB)
長野市歴史的風致維持向上計画(第2期)文化財一覧等(PDF:1,631KB)
歴史学や歴史的建造物などの専門家、重点区域の地元住民、県市の行政職員の15名で構成し、歴史まちづくり全般について協議いただいています。協議会は通常年2回開催しています。
歴史まちづくり法では、重点区域内において重要文化財等とともに地域の歴史的風致を形成しており、歴史的風致の維持及び向上のためにその保全を図る必要があると認められる建造物を「歴史的風致形成建造物」として指定することができる、とされています。指定された建造物は、構造や建築様式など、建造物の特徴を示す意匠や形態の保存または復原に努めるとともに積極的な公開と活用を図るものとし、公開に関しては、外からの望見だけでなく、一定の範囲で内部公開も行います。
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