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この街で、わたしらしく生きる。長野市

更新日:2025年6月24日

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食中毒の原因となるもの

細菌

サルモネラ

特徴

動物の腸などに住み、糞便を介して肉や卵を汚染します。
鶏の卵が汚染されていることもあります。

症状

食後5時間から72時間ほどで発症し、激しい腹痛や下痢、発熱(38℃から40℃)を起こします。

予防

熱に弱い菌ですので、十分加熱しましょう。
卵は冷蔵庫に保管し、割ったらすぐ使いましょう。

腸炎ビブリオ

特徴

海の中に住み、夏などに水温が高くなると沿岸海域で急速に増えるため、魚介類から検出されることが多くなっています。また、短時間で増殖します。

症状

食後8時間から24時間ほどで発症し、激しい腹痛、下痢、嘔吐、発熱を起こします。

予防

真水に弱いので、魚介類は水道水でよく洗いましょう。完全に殺菌するには、中心部までしっかり加熱しましょう。生ものは4℃以下で保存し、調理したらすぐ食べましょう。

腸管出血性大腸菌O157

特徴

病原性大腸菌の一種で、強い感染力と毒素を持っています。
数個から数十個の菌数で発症し、毒性の強い「ベロ毒素」を出します。

症状

潜伏期間はおおよそ3日から8日です。激しい腹痛、下痢、鮮血のような血便が現れます。

重症化すると「溶血性尿毒症症候群(HUS)」や「脳症」などの合併症を引き起こし、死亡することもあります。

予防

食品の中心部までを75℃1分間以上加熱すれば死滅します。

また、井戸水を使用する場合は、定期的な水質検査を実施しましょう。

参考

厚生労働省ホームページ腸管出血性大腸菌O157等による食中毒(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

カンピロバクター

特徴

鶏、牛、豚などの腸内に住み、解体時に肉を汚染します。少量の菌でも食中毒を起こします。
未殺菌の飲料水から検出されることもあります。

症状

潜伏期間は2日から7日です。

腹痛、下痢、嘔吐、発熱を起こします。

予防

加熱不十分な肉(バーベキュー、焼肉、焼鳥など)が原因になることがあります。調理の際には十分加熱しましょう。

とり刺し、とりわさ等加熱不十分な食肉や臓器を食べることや、食肉等の生食は避けましょう。また、井戸水などを飲む場合は、塩素消毒をしましょう。

参考

カンピロバクター食中毒予防について(Q&A) 厚生労働省(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

(飲食店向け)鶏肉は十分に加熱して提供しましょう 厚生労働省(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

(消費者向け)飲食店での外食時にも要注意 厚生労働省(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

(消費者向け)安全な家庭調理の心得 厚生労働省(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

黄色ブドウ球菌

特徴

人間の鼻や喉に住み、傷やニキビなど化膿した部分にはとくに多く付着しています。手指を介して食品を汚染し、菌が増殖する際に毒素を作ります。この毒素は熱に強く、加熱しても壊れません。

症状

食後1時間から5時間で発症し、嘔吐や腹痛、下痢を起こします。

予防

いったん毒素が作られると無毒化は難しいため、傷のある手で調理しないようにしましょう。
また、手指はしっかり洗いましょう。

ウエルシュ菌

特徴

肉類、魚介類、野菜及びこれらの煮物やカレー、シチュー、スープなど前日に調理され、器のまま室温で放冷されていた食品に多い。
酸素がない状態でのみ増え、30℃から47℃でよく生育します。

症状

潜伏期間は約6時間から18時間で、ほとんどが12時間以内に発症します。腹痛、下痢が主で、特に下腹が張ることが多く、症状としては軽い方です。

予防

前日調理は避け、加熱調理したものはなるべく早く食べましょう。
一度に大量の食品を加熱調理した時は、食品の中心は無酸素状態になり、ウエルシュ菌が生育しやすく、常温での放置は生育に最適の条件になってしまいます。
やむを得ず保管する時は、小分けしてから急激に冷却し、また、再加熱を十分に行うことが大切です。

ウイルス

ノロウイルス

特徴

冬期に多発します。カキなどの二枚貝や非加熱食品による食中毒の原因になるほか、感染者の糞便や嘔吐物、あるいはそれらの乾燥したもの(塵埃)などを介して感染します。

症状

潜伏期間は24時間から48時間で、吐き気や嘔吐、下痢、発熱(38℃以下)などを起こします。

予防

二枚貝などを調理する場合は、中心部まで十分に加熱しましょう。
調理者は、調理前にも手洗いをしましょう。特に、トイレの後や食事の前には必ずしっかり手を洗いましょう。

参考

政府広報オンラインノロウイルスに要注意!感染経路と予防方法は?(外部サイトへリンク)

寄生虫

アニサキス

特徴

アニサキスは寄生虫(線虫)の一種です。アニサキスの幼虫は、長さ2~3cm、幅は0.5~1mmくらいで、白色の少し太い糸のように見えます。サバ、アジ、サンマ、カツオ、イカなど多くの海産魚介類に寄生しています。

症状

生の魚介類を食べた後、1時間から数日で発症します。

急性胃アニサキス症

12時間以内に、激しい胃の痛み、吐き気、嘔吐を生じます。多くが、急性胃アニサキス症です。

激しい腹痛があり、アニサキスによる食中毒が疑われる際は、すぐに医療機関を受診してください。

急性腸アニサキス症

十数時間以降に、激しい下腹部痛を生じます

予防

冷凍処理された刺身を選ぶ。(マイナス20度以下で24時間以上冷凍することによりアニサキスは死滅します)

しっかり加熱して食べる。(60度以上、1分以上でアニサキスは死滅します)

参考

厚生労働省ホームページアニサキスによる食中毒を予防しましょう(外部サイトへリンク)

お問い合わせ先

保健福祉部
長野市保健所食品生活衛生課食品衛生担当

長野市若里6丁目6番1号

ファックス番号:026-226-9981

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