更新日:2025年2月14日
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子どもが健やかに成長していくためには、家族と家庭で暮らす時間や経験がとても大きな役割を担っています。ところが今、さまざまな事情から産んでくれた親と一緒に暮らすことができない子どもがいます。このような子どもを自らの家庭の一員として家庭に迎え入れ、成長をサポートする人を「里親」といいます。里親となって子どもをご家庭に迎え入れた場合には、国や県の規定に基づき、子どもに必要な生活費や手当が里親に支給されますので安心して養育をしていただけます。
子どもが健やかに育つよう、子どもの成長と自立を支援することが里親制度の目的です。子供が里親家庭のもとで育つことで、人との適切な関係の取り方を学んだり、地域社会の中で必要な社会性を養ったり、生活経験を通じて生きる力を獲得したりすることが期待されます。里親家庭での生活は、将来子どもが自立して家庭生活を築くうえでのモデルになります。
特別な資格や子育ての経験は必要ありませんが、子どもへの愛情と、子どもの養育に対する理解と熱意が必要です。里親として登録されるには、動機、経済面に問題がないなど一定要件を満たしたうえで、所定の研修を受けていただくことが条件となります。里親家庭のなかには、子どもの養育に支障のない範囲で共働きをしている家庭もあり、必要に応じて保育所や放課後児童クラブなどを利用することもできます。子どもを迎え入れた後は、児童相談所などの職員や里親支援専門相談員が一緒に子育てを考えていきます。里親養育はチーム養育です。子どもと一緒に生活を楽しみ、時には皆で悩み、柔軟に学んでいきましょう。
里親の種類は大きく3つに分かれています。
子どもが必要とする一定の期間、自分の家庭に迎え入れて養育する里親です。この養育里親の中に、障害などの理由で専門的な援助を必要とする子どもを養育する専門里親もいます。
養子縁組によって子どもの養親となることを希望する里親です。
実親が死亡、行方不明などにより子どもを養育できない場合など、一定の条件によって、祖父母などの親族が養育する里親です。
保護者の傷病、経済的困窮など、さまざまな事情から家族と暮らせなくなった子どもが対象となります。年齢は、0歳から原則18歳未満ですが、必要に応じて20歳になるまで対象になります。
それぞれの対象となる子どもの必要とする期間となるため、数週間から1年以内の短い場合や数年間という長い場合もあります。対象となる子どもが必要とする期間をもとに、里親の状況を確認して、受入れ期間を決定します。
詳しくは、長野県のホームページ等をご覧いただくか、長野県中央児童相談所家庭養育推進係(電話:026-238-8030)でお受けいたしています。
里親制度の案内、相談などを行っています。また、長野市里親会事務局を担っており、里親になられた後に里親同士の交流や情報交換などの活動を支援しています。
里親制度の広報、相談、研修、里親だよりの発行などを行っています。
乳児院や児童養護施設に設置されており、里親制度の普及啓発や入所児童の里親委託、里親家庭の相談対応など、子どもが安心して里親家庭で暮らせるよう支援する役割を担っています。
里親制度について、里親支援専門相談員がわかりやすく説明します。地区や地域の研修会などで里親制度について学びませんか?関心のある方はぜひお問い合わせください。
施設名 | 住所 |
電話番号 |
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松代福祉寮 | 長野市松代町東条字腰巻108-2 | 026-278-2556 |
三帰寮 | 長野市大字屋島2373 | 026-244-8355 |
善光寺大本願乳児院 | 長野市箱清水3丁目19番2号 | 026-232-2292 |
飯山学園 | 飯山市大字飯山3180 | 0269-62-2339 |
けいあい地域子育て支援相談室 | 千曲市稲荷山3842-1 | 026-214-1165 |
長野県里親支援専門員北信地区連絡会が作成したリーフレット
里親制度「ともに歩む歓び」リーフレット両面(PDF:807KB)
長野市里親会
(事務局)長野市役所こども未来部子育て家庭福祉課(電話:026-224-7062)
里親になられた後に里親同士の交流や情報交換などの活動を行うことで里親を支援しています。
お問い合わせ先