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この街で、わたしらしく生きる。長野市

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更新日:2024年3月15日

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農福連携のススメ創刊号を発行しました

農業分野と福祉分野が連携した「農福連携」は、障害者が農業経営における新たな労働力として期待されるとともに、障害者の心身状況の改善や収入の向上など、双方にメリットがあると報告されています。
そこで、市民の皆さんや関係者の方々に農福連携を知ってもらい、理解を深めてもらいながら支援の輪を広げていくために、農福連携の取り組みを分かりやすく紹介する「農福連携のススメ」を発行いたしました。

農福連携のススメ創刊号(PDF:573KB)

農業と福祉の連携により、豊かな社会の実現を目指して

市長あいさつ

本市の農業は、都市化の進展による農地の減少に加え、農業者の高齢化、担い手不足等による耕作放棄地の拡大など、厳しい状況にあることから、りんご、もも、ぶどうや野菜などの生産振興を図るとともに、販売力の強化や多様な担い手の確保などに取り組んできました。

福祉分野においては、障害者の就業率が一般より低い状況にあることから、障害者の自立支援や社会参加に向けたさまざまな事業を実施しています。

今後、さらに取り組みを推進するため、農業分野の労働不足と福祉分野の就労機会不足の改善や収入の向上など、双方に良い効果が期待される「農福連携」により、さまざまな課題を解決しながら、豊かな社会の実現を目指していきます。

昨年度は、障害者就労施設利用者の皆さまを対象にアンケートを実施するとともに、障害者の仕事や生活など支援をしているNPO法人長野県セルプセンター協議会などと協議を行い、農福連携の取り組みを連携しながら推進していくことを確認しました。

そこで、農福連携の取り組みを、市民の皆さまや関係者の方々に知ってもらい、理解を深めてもらいながら支援の輪を広げていきたいと考え、農福連携を分かりやすく紹介するため、「農福連携のススメ」を発行することとしました。

また、これまで市民の皆さまが幸せを実感できるよう、長野市総合計画に基づいてさまざまな施策を行ってきましたが、本年度からはSDGs(持続可能な開発目標)の視点を取り入れることとしており、農福連携もSDGsの取り組みに貢献すると期待しているところです。

今後、農福連携について多くの皆さまの参加を得て、より広く、より永く取り組みが続きますよう、ご協力をお願いします。

田植えをしている様子の写真

農福連携とは?

4コマ漫画

農業分野と福祉分野が連携して行う障害者の就労事業で、両分野がWin-Winとなることを目指しています。

具体的には、労働力を求めている農業者の元で、働く場所を求めている障害者が農作業を行い、お互いの課題解決を図る取り組みのことです。

農福連携の目的

地域や農業の分野で、多様な能力が発揮されるよう支援することで、全ての人々が生きがいを感じることができる社会にしていくことを目的としています。

農福連携で得られるもの

障害者側

  • 働く場所が得られる!
  • 農業の技術が得られる!
  • 障害を持っていても、社会貢献ができるという自信が得られる!

農業者側

  • 労働力が得られる!
  • 地域農業や地域資源の維持ができる!
  • 社会に貢献できる!

障害者就労施設の皆さんに聞いちゃいました

令和元年6月に市内の障害者就労施設を対象とした農福連携のアンケート結果抜粋です。

  • 農作業の経験もあり、即戦力として期待ができるかも!?

Q1.農家との間で、作業請負や施設外就労を行っていますか?

  • 行っている9件26%
  • 過去に行っていた7件21%
  • 行っていない18件53%

Q2.作業請負または施設外就労を行っている(いた)品目は?

  • 果樹11件
  • 野菜9件
  • 水稲3件
  • その他4件

Q3.主に行っている(いた)作業は?

  • 草刈り・除草14件
  • 収穫12件
  • 栽培管理8件
  • その他として、肥料散布、枝拾い、摘果、わら掛けなど

セルプセンター協議会では農福連携マッチングを行っています

長野県セルプセンターとは

障害者の「はたらく・くらす」を考える事業所の団体です。農福連携事業などにより、障害者の働く場所を充実させ、自分らしく尊厳を持って生きることができる社会の実現を目指し、活動を行っています。

農福連携を推進するために

協議会では、障害者が農業分野で働く機会を増やす「農業就労チャレンジ」プロジェクトに取り組んでいます。

最初、障害者の皆さまには、農作業体験や職場実習により農作業に慣れてもらいます。農家の皆さまには、農作業の様子を見てもらいながら適性など見極めてもらいます。

マッチングなど

コーディネーターが障害者就労施設と農家等の仲介を行い、障害特性や個性に合わせた作業内容や工程を検討し、安心して農作業が行える環境を整えます。

作業支援

障害者就労施設と農家が契約を結ぶと、作業現場に農業就労サポーターを派遣し、農作業の支援などを行いますので、安心して働くことができます。

農福連携のマッチングの流れを説明した図

ポイント

農福連携は、農業分野の人員確保と福祉分野の工賃アップなど、新しい価値を創出する取り組みで、社会貢献へもつながる事業です。

作業の様子1作業の様子2

長野県セルプセンター協議会の取り組み

障害者就労施設をサポートするため、工賃向上セミナー等の開催や民間専門技能者活用支援、共同受注・販売業務強化支援などの事業を行っています。また、障害者が参加した農産物・加工品のマルシェやシンポジウムなどを開催しています。

問い合わせ先

〒380-0928
長野県長野市若里7-1-7
長野県セルプセンター協議会
農業就労チャレンジコーディネーター沖村・山本
Tel026-291-8280
Fax026-291-8290
E-mailnselp@ebony.plala.or.jp

お問い合わせ先

農林部
農業政策課農業企画担当

長野市大字鶴賀緑町1613番地 第二庁舎8階

ファックス番号:026-224-5113

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