更新日:2023年2月8日
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本年4月から、市農業公社に農業者と障害者就労事業所の橋渡し役となる農福連携コーディネーターとして、近藤愛さんを新たに配置し、農作業研修会など開催しながら農福連携を推進しています。
取材する農福連携コーディネーター
5月19日(水曜日)に川中島町にある麦畑で、障害者福祉事業所の職員を対象とした草刈り機安全操作講習会を開催しました。障害者就労継続B型の3事業所職員10人に加え、事業所利用者3人にも参加いただきました!
講師の農事組合法人更北水田利用組合の小山代表理事から機械の説明、エンジンのかけ方や機械の持ち方、刈り方などの説明を受けた後、草刈り作業を実践しました。
初めて機械を触る参加者もいましたが、ベテラン講師の丁寧なアドバイスにより、安全に草刈り作業を行うことができました。参加者からは「一人で操作するのは怖いと思っていましたが、ポイントを教わることができてよかった」などの感想が聞かれました。また、参加した障害者が「どうやったらきれいに刈れるのか」などと熱心に質問しながら一生懸命に取り組む姿勢に感心しました。
6月17日(木曜日)に、ももやプルーンなどの果樹園で、敷き藁(わら)作業を行う第2回農作業体験会を開催しました。障害者就労施設の7事業所から職員8人、利用者14人に参加いただきました!
この作業は、気温が上昇する夏に向け、果樹園の乾燥防止と雑草防除対策のため、樹木の周りに敷き藁をする大切な作業です。この時期、農家の皆さんは、摘果や袋掛け作業などが忙しくなるため、お手伝いをしてもらえる人手が必要となります。
参加した皆さんは、作業の注意事項などの説明を受けた後、果樹の生育が順調に進むことを願い、汗を流しながら丁寧に作業を行っていました。
敷き藁作業をする参加者
3月に開催した第1回農作業体験会をきっかけに、参加した農業者と障害者の皆さんとの理解が深まり、障害者就労事業所への作業依頼につながった事例も生まれています。今後も体験会や講習会などを企画し、農福連携の取り組みを広げていきたいと思います。参加された皆さん、お疲れさまでした‼
ノウフクJASを取得することで、障害者が生産行程に携わった農産物等のブランド価値を高めることができます。
県内では、令和元年に下伊那郡松川町の(株)ウィズファームがノウフクJAS認証取得の第1号となりました。JASマークを貼った特産のりんごや自社で加工したりんごジュースなどを東京の銀座NAGANOで販売することなどにより、販路拡大や障害者の工賃アップなどにつながる効果があったそうです。
ノウフクJASを取得するためには、登録認証機関の審査・認証が必要となります。
市では、JAS認証取得を支援するため、新規認証取得のための経費に対し、2分の1(上限5万円)を補助できますので、お気軽に、ご相談ください。
一般社団法人 長野市農業公社
長野市農業政策課企画担当
長野市障害福祉課
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