更新日:2023年2月8日
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「農福連携のススメ」第3号では、農福連携の取り組みを知ってもらい、地域の皆さんと一緒に農福連携の輪を広げていきたいため、長野市農業公社が取り組む農福連携事業と障害者就労施設の活動などを紹介します。
長野市農業公社では、9月に新人のお手伝いさん向けの果樹作業講習会を開催しました。この講習会では、農福連携事業の一環として、初めて障害者就労施設に参加を呼び掛けました。
参加した施設の職員6人と利用者11人には、りんごの葉摘みや玉回し作業に取り組んでもらいました。
最初は慣れない作業で苦労していましたが、真剣に取り組んでいるうちに、少しずつ手際も良くなっていきました。初めての果樹作業を体験した皆さんの、とても楽しそうに生き生きと作業をしている姿が印象的でした。
果樹作業は、他の農作業に比べて複雑なうえ、三脚を使用した高所作業となることもあり、障害者にとっては難しいという課題はあります。しかし、経験を重ねて慣れていけば、障害者が果樹作業で活躍できる可能性は十分あると今回の講習会を見て感じました。
農業公社では、今後、農作業講習会を、果樹だけでなく、いろいろな作業にも広げていきたいと考えています。今後も、JAをはじめ、多くの皆様のご支援・ご協力のもと、農福連携事業を推進してまいります。
りんごの葉摘み作業の説明を受ける参加者
りんごの葉摘みをする施設利用者
10月24日(土曜日)に、長野市役所芝生広場で開催された長野市農業フェアin桜スクエアで、日ごろ市役所庁舎内で商品を販売している障害者就労施設4事業所が、農福連携コーナーを設けて出店しました。毎年農業フェアに参加している障害者就労施設2事業所も合わせて6事業所が、施設で収穫した野菜や生うどん、おやき、焼菓子、生菓子などを販売しました。
当日は天候にも恵まれ、会場は約二千人の来場者でにぎわいました。この日、販売を行った施設利用者は、市民の皆さんや農業関係者と交流などができる貴重な機会となりました。
農業フェアで農産物などを販売
市役所第一庁舎と第二庁舎の玄関ロビーで、平日のお昼の時間帯に障害者就労施設6事業所が日ごとに交代で物品販売をしています。
市役所にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
一般社団法人 長野市農業公社
長野市障害福祉課
長野市農業政策課企画担当
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