更新日:2023年2月8日
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長野市長 荻原 健司
このたび、多くの市民の皆さんの温かい御支援を賜り、初当選の栄に浴し市政を担当させていただくこととなりました。
農福連携は、障害者の自立や農業の働き手の確保につながるなど、農業と福祉の両分野がWIN-WINとなる取り組みです。市民の皆さんが生き生きと健康的に暮らし、幸福感を持てる「健幸増進都市」の実現に向けた取り組みの一つとして、農福連携を引き続き推進してまいります。
これからも農福連携事業に、より多くの皆さんに関わりを持ってもらい、更に盛り上げていただきますよう、ご支援とご協力をお願い申し上げます。
農福連携によって生産された農林水産物の価値をアピールし、障害者の賃金向上や自立につなげるため、平成31年3月に日本農林規格として制定されました。昨年度までの2年間に全国で14事業所、本年度は11月末までに12事業所が「ノウフクJAS」を取得しており、農福連携の取り組みが拡大しています。
本市では、ノウフクJAS認証の取得を支援するため、新規取得の経費に対し、5万円を上限に補助しています。
詳しくは市ホームページのノウフクJAS認証を取得する農業者支援事業をご覧いただくか、農林部農業政策課まで、ご相談ください。
10月8日(金曜日)に、川中島町の山崎えのき栽培所を訪問しました。30年ほど前からえのき茸の栽培を始め、規模拡大に合わせ10年前からは障害者を受け入れ、障害者と一緒にえのき茸を栽培しているそうです。
ここには、育成室が20室あり、毎日なんと約8千株のえのき茸を収穫するそうです。その栽培や収穫作業などを担っているのが、障害者就労事業所の施設外就労で来ている障害者の皆さんです。毎日3、4人ほどで、えのき茸を真っすぐに成長させるプラスチックカバーの巻付や、出荷基準まで成長したえのき茸を収穫しています。作業の様子を見学する中で、ひときわテキパキ作業をしている方に声を掛けると、施設外就労で来ていた時、その仕事ぶりを買われ、8年前に従業員に採用されたそうです。継続的に働ける環境の中で、経験や技術を身につけたことにより、出荷を支える大切な力に成長したのだと感じました。
これからも農福連携により、障害者の自立につながる取り組みが増えることを願っています。
えのき茸の収穫作業
収穫後の培地取出作業
11月16日(火曜日)に、小島田町で、長野市農業公社主催の農作業体験会を開催しました。この日は、ジャガイモの収穫作業に障害者就労事業所の8事業所から利用者25人、職員11人に参加いただきました。今回は、夏に植えたデジマやアンデスという品種を収穫しました。春植えよりも実の数は少ないですが、一つ一つが大きくなるそうです。参加者は、約30アールの畑で手際よく収穫していました。
参加者からは「土がフカフカで歩きにくかったけど、楽しかった!」、協力いただいた生産者からは、「みんなの力でたくさん収穫できた。また力を貸してほしい」などの感想が聞かれました
ジャガイモを収穫
一般社団法人 長野市農業公社
長野市農業政策課企画担当
長野市障害福祉課
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