更新日:2023年2月8日
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長野市農業公社と連携して、農作物の栽培技術指導を希望する障害者就労事業所等に、営農指導員を派遣します。
農業者と障害者就労事業所との新規マッチングの基本となる労賃や作業手順などをまとめた「標準作業モデル」を作ります。
障害者就労事業所の職員や利用者の皆さんに、農作業を経験しながら農業技術などを知ってもらうことや、農業者に障害者への理解を深めてもらうことを目指し、農作業技術研修会を開催します。
農福連携の普及を後押しするために、ノウフクJASの認証取得を支援します。
昭和57年からエノキタケの生産を開始。現在は、雇用する21人の障害者がエノキタケの収穫や出荷、栽培管理に携わり、年間約1,700トンを出荷しています。今回、認証を受けたことにより、出荷する全てがノウフクJAS認証商品となります。
令和4年3月29日認証
国の都市農業機能発揮対策事業を活用し平成28年に福祉農園「平成農園」を開園し、障害者の雇用や受入など農福連携に取り組んでいます。
訪問したこの日は、障害者福祉施設長野市ななせ仲まち園の利用者3人の施設外就労を受け入れ、機械で選別した後の青大豆の一人娘の選別作業を行いました。この福祉施設は、平成農園での施設外就労が初めてとなるため、農業公社が橋渡しして、県セルプセンター協議会に農業就労チャレンジサポーターの派遣を依頼しました。
作業する皆さんは、慣れない姿勢で、変色などで商品にならない豆を一粒一粒拾い出す神経を使う作業が続くため、時にはサポーターが声を掛け、場の雰囲気を盛り上げて気分転換しながら、和気あいあいと楽しく作業を続けていました。
作業をした皆さんからは、「初めはどの豆を拾うのか分かりにくかったが、慣れていくうちにスピードがあがった」、「選別の仕事を経験し農業に興味を持てたので、畑の仕事もしたいと思う」など、明るく前向きな言葉を聞くことができました。
農業就労チャレンジサポーターは、農家の思いを理解し、作業をする障害者に分かりやすく作業内容を伝え、その様子を見守り、両者の立場に立った支援をしていました。その姿勢を拝見し、多くのことを学ぶことができましたので、これからのコーディネートに役立てていきたいと思います。
大豆の選別作業を行う施設利用者
一般社団法人 長野市農業公社
長野市農業政策課企画担当
長野市障害福祉課
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