お腹を痛がったら
子どもがお腹を痛がることはよくあります。ちょっと気持ちが悪いだけという軽い痛みから、ころげ回るような強い痛みまで、痛みの強さやその原因はさまざまで診断が難しいことがあります。
急いで受診の目安
- 不機嫌で30分以上泣き止まなかったり、泣いてはおさまりまた泣くことをくり返す
- 便に血液が混じっている
- おなかが硬く張っている
- おむつをはずすと、股の付け根や陰いんのう嚢が膨らんでいて小さくならない(そけいヘルニア)
- 顔色が悪く、痛みで歩くのが困難
- 嘔吐をくり返し、嘔吐したものに血液、胆汁(黄緑色)が混じっている
- お腹を強く打った後に、お腹を痛がる
解説
- 3歳未満では、自分でお腹が痛いと訴えられないので注意が必要です。
- そけいヘルニアは乳児に多くみられ、腸の一部がそけい部(股の付け根)に出てくる疾患で、手術が必要になる場合もあります。
- お腹を強く打った後に腹痛を訴える場合は、比較的元気でも肝臓、膵臓などの腹部の臓器が傷んでいることがあるので注意が必要です。
- 便秘だけでも強く腹痛を訴えることがあります。1日から2日排便がなく腹痛以外に症状がほとんどない場合は、浣腸で良くなることがあります。また、毎日排便があっても徐々に便がたまって痛くなる便秘もありますし、うさぎの便のようにかたいころころした便が出ている場合は、慢性の便秘の場合があります。
- 学童期には、盲腸(虫垂炎)が増えます。
ポイント
- 排便で治ることがあります。トイレへ行かせてみましょう。
- 排便が1日から2日なければ浣腸をしてみましょう。
この内容は、あくまでも目安であり、一般的な内容です。全体版(PDF)では図やカットが掲載されています。