ホーム > 市政情報 > 情報公開 > 長野市公文書館 > 長野市公文書館-所蔵資料目録 > 新しい時代の幕開け(解説シート3)
更新日:2025年10月24日
ここから本文です。
ポスターに描かれた常念乗越(のっこし)(標高2,450m)には、大正8年(1919)に開業した常念小屋がすでにあった。
昭和26年当時の穂高町町長(宇留賀嘉惣治)が信毎ペンの庫に「町政と抱負など」と題したメッセージ(長野市公文書館収蔵)を寄せている。その一部に「今後4年間にはまず1町3ヵ村(有明村、北穂高村、西穂高村、穂高町)の組合立中学校を建設し、これを機に町村合併をいたし、大工場の誘致と特産「わさび」と日本アルプス連峰の開発で大穂高市を建設せんとす」と記されている(読点加筆)。ここから経済振興として特産品の生産・販売とともに北アルプスの観光に力を入れる当時の穂高町の動きが読み取れる。その流れに乗って常念乗越までのケーブルカー建設計画が浮上したのかもしれない。
現在は、常念乗越までのケーブルカー予定線が描かれた地域には無料の一ノ沢駐車場(標高1,230m)が設置され、そこから常念小屋まで徒歩約4時間のルートとなっている。
なお、大糸南線に関しては「木崎湖」のQRコード解説をご覧ください。


信毎ペンの庫
3・1・18
大町町長 松田正人
お問い合わせ先
同じカテゴリのページを見る
こちらのページも読まれています