ホーム > 市政情報 > 情報公開 > 長野市公文書館 > 長野市公文書館-所蔵資料目録 > 新しい時代の幕開け(解説シート6)
更新日:2025年10月24日
ここから本文です。
長野県のスケート場としては、松原湖、諏訪湖、蓼の海、蓼科湖などが全国的に知られていた。それに加えて、中綱湖、白樺湖、田子池、芦の田池、千人塚、須川湖等、県下各地にスケートができる池があった。いずれも寒冷な気候を生かし、湖や池の水を凍らせた天然の氷を使ったリンクだった。それらに加え、田んぼに水を張ってつくる田んぼリンクなどもあり、子どもたちはスケートに親しみ、マイスケート靴を買ってもらうことが、一つの夢であった。
軽井沢のスケートリンクは、昭和27年(1952)から5カ所のリンクが順次整備された。冬期観光客を誘致するために、軽井沢リンク、晴山リンク(大沼池(晴山ホテル池))、雨宮リンク、星野リンク(→星野温泉スケートリンク)、千ヶ滝屋内リンクの5カ所が作られて、いずれも油氷(あぶらごおり:天然氷で表面に油を塗ったようにつるつるよく滑る氷の意味)であることを宣伝している。
昭和31年(1956)1月には、国土計画(現プリンスホテル)による軽井沢スケートセンターが千ヶ滝にオープンした。通年利用できる唯一のスケート施設として、室内リンクに加え、屋外リンク、ホテル、テニスコート等が作られていた。このセンターは施設の老朽化と再開発のため、平成21年(2009)3月、隣接していた軽井沢千ヶ滝温泉ホテルとともに閉鎖された。
軽井沢には、現在も風越公園アイスアリーナ(長野オリンピックカーリング競技会場)やケラ池スケートリンクなどのスケート場があり、多くの人がスケートを楽しんでいる。
(『信毎年鑑(昭和28年版)』参照)

信毎ペンの庫
7・1・11-7
軽井沢駅前通り
新軽井沢
お問い合わせ先
同じカテゴリのページを見る
こちらのページも読まれています