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更新日:2025年10月24日
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伊那市の東の段丘上にある伊那公園は、桜の名所として昔から有名であった。現在も300本近くのソメイヨシノとコヒガンザクラがあり、桜の咲き始めから散り終わりまで、ライトアップをして、桜を楽しんでいる。
昭和22年(1947年)公園の一角に市営球場が開設され、テニスコート、県営球場(昭和42年完成)、プール等の施設が次々に整備されていった。
伊那公園の西側には、伊那東大社、上伊那招魂社などの神社がある。伊那東大社は、古くは元禄7年検地の時にはあったという村社を含めて付近の神社を合祀した神社で、明治42年(1909)6月に遷宮している。上伊那招魂社は明治10年(1877)の西南戦争から太平洋戦争までで亡くなった約5,800柱の戦没者を祀るための神社で、明治40年(1907)に建立された。ポスターにも、東大社のお花まつり・例大祭、招魂社の例大祭がまつりの期間中に開催されていることがわかる。
伊那公園花まつりは、桜の開花に合わせた、4月上旬から約3週間行われていた。郷土民謡大会や素人のど自慢大会、舞踊・演芸大会に加えて、野外映画会も開催されていた。主催は伊那町(昭和29年に周辺5村と合併して伊那市となる)と伊那商工会議所。国鉄飯田営業所が後援していて、伊那名花まつりに集まる人々が国鉄を利用したことが想像できる。

信毎ペンの庫
7・1・19・2-2
伊那町繁華街B
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