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更新日:2025年10月24日
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昭和24年(1949)の「納涼諏訪湖花火大会」が、諏訪湖祭で行われる花火大会の最初である。花火大会自体は大正期から開催されていたが、戦時になって中断し、戦後諏訪市の主催で復活した。まだ戦後の混乱期の最中であるが、8月15日に片倉館沖で花火を打ち上げて、同時に貸し舟を飾って納涼船コンクールを行った。翌日には灯篭流しも行われて、先祖供養に戦災の慰霊の意味も加わっていたのではないかと思われる。郡内はもちろん、県内や名古屋・東京まで宣伝したという。
諏訪市・市観光協会・商工会議所の三者で行うようになったのは、昭和26年からで、湖の中から花火が打ち上げられるなど、趣向を凝らしたものであった。翌16日の納涼船コンクールは、上諏訪駅開駅以来3番目に多い人出となり、その盛況ぶりがわかる。
昭和29年8月に「初島」が完成し、花火の打ち上げ台として使われるようになった。この初島開きを兼ねて花火大会が行なわれ、10万人以上の人出となり、盛大な大会となった。
平成4年には1部に競技花火・2部にスターマインの構成となる等変化をしつつ、令和7年には第77回大会を迎えた。(『信州の祭り大百科』参照)

信毎ペンの庫
7・1・6・7
諏訪湖畔散策路
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