更新日:2025年2月26日
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整備前は墳丘の約半分が失われ、横穴式石室が露出していました。また、石室の奥壁近くでは壁の石を抜き取った盗掘坑が開いていて、崩壊寸前の危険な状態でした。このため、墳丘を保護盛土によって復元し、表面には保護盛土流失防止のためにコグマザサを植栽しました。また、奥壁付近の盗掘坑から石室の内部が見学できるように、整備を行なっています。
盗掘坑から石室内をのぞくと、正面の壁面に白ペンキで書かれた「243」の文字が残っています。これは、昭和24年から27年にかけて、栗林紀道先生を調査責任者として寺尾中学校によって実施された分布調査の際に付けられたものです。すでに多くの古墳で失われていますが、エントランスゾーンでは本墳と239号墳でみることができます。
243号墳の整備写真(横穴式石室開口部前面から)
243号墳の整備写真(南西側から)
243号墳の整備写真(盗掘坑からののぞき口)
243号墳の説明板
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