更新日:2025年2月26日
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発掘調査を実施しましたが、破壊が著しく、墳丘規模や形態、埋葬施設に関わる痕跡は残っていませんでした。散乱する石材からは、横穴式石室の可能性が考えられますが、詳細が不明のため、復元修理などは実施していません。
散乱する石材のうえには石祠が祀られています。その由来は定かではありませんが、本墳が「死人塚(しびとづか)」と呼ばれていることと関係があるかもしれません。
古墳は239号墳のように、よく残っているものもありますが、大半は壊れてしまっています。壊れた古墳では散乱する石材を観察して、その大きさや形態から古墳の可能性を探っていきます。その後、測量調査や発掘調査を実施して、ようやく復元整備が行えるようになります。
大室古墳群でも山の中に入ると、本墳のように壊れた古墳があちらこちらで見られます。古墳整備の第一歩となる、古墳の壊れた状況を本墳でよく観察してみてください。
245号墳の整備写真(西から)
245号墳の整備写真(北東から)
245号墳の説明板
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