更新日:2025年2月26日
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直径約30m(周溝含む)を測る円墳です。墳丘は2段築成で、周囲には大室古墳群で唯一、周溝を備えています。横穴式石室も全長約12mを測り、「将軍塚」の別名どおり、名実ともに大室古墳群最大規模の古墳です。また、急角度の上段墳丘の外面に露出する「石垣状石積(いしがきじょういしづみ)」は、一般の古墳ではみられない本墳の特徴です。
古墳の保存修理(整備)では、上段墳丘の「石垣状石積」を露出展示するために、上段墳丘の外側を特殊な薬品を混ぜた土(244号墳の発掘で排出した土)で覆い固めました。下段墳丘は雨水による保護盛土の流出を抑えるためにコグマザサを植栽しています。このため、上部が茶色、下部が緑色の古墳となりました。横穴式石室は非常によく残っているため、修理等は実施していません。
244号墳の整備写真(石室開口部)
244号墳の整備写真(石垣状石積)
244号墳の整備写真(石垣状石積)
244号墳の説明板
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