更新日:2025年2月26日
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整備以前は、横穴式石室が開口し、墳丘も大部分が流出して、石室が露出していました。斜面下方部のみ墳丘が残り、段々畑造成に伴う石積みと一体化している状況でした。
横穴式石室は石室壁面の複数個所に亀裂がみられ、崩壊が心配されました。このため、横穴式石室内外面の石の隙間に、特殊な固まる土を詰め、石室を補強しました(写真のオレンジ色の部分が間詰めした箇所)。さらに横穴式石室に荷重をかけて石室の安定化を図るため、墳丘盛土を一部復元しました。なお、必要以上の荷重をかけないよう、天井石は露出させ、本来の墳丘範囲は土系舗装で表示しています。
危険なため、横穴式石室内部の見学はできませんが、園路下方より見上げた墳丘は33号墳の本来の姿を彷彿させます。
33号墳の整備写真
33号墳の整備写真
33号墳横穴式石室の補強(石室内部)
33号墳の説明板
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