更新日:2024年3月14日
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カキなどの二枚貝は、ノロウイルスの汚染を受けやすい食品です。
できるだけ十分に加熱して食べましょう。
カキなどの二枚貝は、身の部分の表面がノロウイルスに汚染されるのではなく、海中で内臓部分にノロウイルスを蓄積してしまう性質があります。
カキなどの二枚貝がノロウイルスの汚染を受けている場合、新鮮であっても、時間が経っていても、ウイルスの量に変化はありません。
ノロウイルスについて言えば、汚染を受けているカキなどを生で食べる場合、新鮮であれば食中毒を起こす可能性が低いというわけでは、まったくありません。
ただし、食中毒を起こす細菌は、時間とともに増える可能性がありますので、一般的には、食品の鮮度が落ちるにとともに細菌性の食中毒を起こしやすくなると言えます。
「生食用」として販売されているカキの成分規格という基準は、細菌数、大腸菌数、腸炎ビブリオの数についてのみ規定されており、「生食用」の表示はノロウイルスの汚染について関係づけられたものではありません。
そのため、「生食用」の表示は、「ノロウイルスの汚染を受けていません」ということを保証しているわけではありません。
ノロウイルスの感染性を失わせるために必要な加熱の条件は、85℃から90℃で90秒以上です。
ノロウイルスに汚染されたカキなどの二枚貝を安全に食べるためには、身の中心部の温度を85℃以上で90秒以上保つ必要があります。
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