若きカフカス人 |
特別記念作品(昭和56年) |
中原 悌二郎/作 |
設置場所:川中島古戦場史跡公園(市立博物館前) 長野市行政地図情報へ |
市立博物館会館のモニュメントとしてコピーを設置しました。ロダンの「考える人」に感動し、絵画から彫刻に転じた作者が大正8年新宿の中村屋の美術サロンで若いコーカサス人をモデルに制作した首です。制作過程で、次第に自分に似てくる像に気味悪くなった青年は、スキを見てこわそうと考えたが、それを察知した中原は1週間のうちに完成させ、ブロンズ化してしまったというエピソードがあります。昭和2年6月に新潟に旅行した芥川龍之介は、新潟高校でこの像に感動し、6月21日上野駅に着いた時、ノートに次のように記しました。「誰かこの中原悌二郎氏のブロンズの若者にほれるものはないか。この若者は未だに生きているぞ。」 |