重力質−Floating Rain’98 |
第26回(平成10年)受賞作品 |
曽我 孝司/作 |
設置場所:信濃吉田駅前ロータリー 長野市行政地図情報へ |
目には見えない空間そのものに大きな興味を持ち、それをどのように表現するかを考え続けている作者は、空間の中にやはり目に見えない重力の働きに最も強く引かれ、この作品を手掛けました。私たちが日頃意識することのない重力を表現するのに、地上から円錐形を立てその上に、ずらして円形の造形物を乗せ、円錐物を風によって左右に動く仕掛けになっています。動いてずれると空間が生じて質感を増します。赤色は強烈な存在感を持つと共に、春夏秋冬変化する光を受けて、見る者に千差万様の思いを常にもたらしてくれます。そしてこの空間に新しい息吹をうみ続けるでしょう。 |