金属と樹液の距離 |
第27回(平成11年)受賞作品 |
津久井 利彰/作 |
設置場所:れすぽ ちとせ(南千歳) 長野市行政地図情報へ |
厚さ2ミリ、太さ3.2センチのステンレスの長い管を束ねて8メートルの金属の塔を立ち上げて生命力を湛えた植物をイメージさせた作品です。植物の中に流れる樹液は時間・方向・感情など人間の想像力を超えて毎日循環しているが、同じ現象を繰り返すことはないということです。植物に模された金属の束から発するエネルギーと植物のエネルギーと距離は縮まったり広がったりして生き続けます。周囲に植栽されたおかめ笹が成長するにしたがって、大きな金属の樹も姿を変えていくことを作者は充分に計算して将来に興味を抱いています。 |