うつろひ |
第29回(平成13年)受賞作品 |
宮脇 愛子/作 |
設置場所:南長野運動公園(大池中) 長野市行政地図情報へ |
池の中に設置された「うつろひ」は、重量感のある物体観念としての彫刻と異なり変化そのもの、特に光、時間、空間の変化をその主題としています。池の上に線を描いたように置かれたしなやかな12本のステンレス・スティールのワイヤーが風にゆれ、日に照らされて輝き、水面にゆらぎ映るまわりの空気も取り込み、時間とともに大きく姿を変えます。「うつろひ」は、形は一定していない。同じ一本の線も決して同じに見えるわけではない。限りなく変貌する様子です。金属の弧線は、自然とみごとに調和して、季節の移り変わりの中でいろいろな表情をみせてくれます。 |