柱上の舞 |
第32回(平成16年)受賞作品 |
後藤 良二/作 |
設置場所:第二学校給食センター 長野市行政地図情報へ |
【作者のことば】微細な生物形態の中には驚くほど幾何学的構造を持つものもあります。また幼いころ飽きずに見た、凍りつくガラス面に成長する氷結晶の幾何学模様、そんなものに出会うと自然の秘密を垣間見たようにテンテコ太鼓を叩きたくなります。混沌と秩序、有機と無機、あるいは抽象と具象となど相対立するものに興味を惹かれます。一度、磁石のS極とN極、この二つを切り離そうとしたことがありました。しかし、その試みは見事失敗、新たな切断面にN極やS極が現れるのです。相対立するもの、これは切り離すことが出来ない表裏一体のものかもしれません。そして、今回の作品は表裏一体ひと捻り半させたメビウスの輪を三組構成してつくられています。 |