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更新日:2024年12月27日
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目次
ユーチューブ長野市公式チャンネルで、市長あいさつと案件説明の録画版を配信しています。
会見当日は生中継も行っています。
今年最後の定例記者会見である。
はじめに、既に報道されているが、エムウェーブスケートクラブ指導者の暴力行為についてである。
今月21日土曜日、茅野市における全信州スピードスケート選手権大会に同行したエムウェーブスケートクラブの男性指導者が、同じクラブに所属の選手に対して暴力行為があったと、23日に報告があった。このため、私から、直ちにクラブでの詳細な調査を依頼するとともに、市職員である指導者への聞き取りを行うよう指示したところである。
まずは、このような事案が発生し、(当該指導者が)市の職員であり、関係の皆さまに心からおわび申し上げる。
私としては、まずは、選手である子どもたち、また、その保護者を守っていくことが重要であると考えている。市としてしっかりと対応していく所存である。私個人としても、指導に携わった経験や選手としての経験を持つ人間として、暴力は断じて許されない行為であると思っている。また、今回の指導者が市職員であることに鑑み、今後厳正に対処していく。
なお、今回の事案について、保護者に対する執拗な取材があったと市にも話がきている。問題はあくまでも暴力行為そのものである。保護者の皆さまに対する行き過ぎた取材などが無いようにお願いする。
繰り返しになるが、どのような状況であっても、暴力行為は断じて許されるものではない。子どもたちや保護者の皆さまが、安全に、安心してスポーツに取り組める環境を守っていくことが重要である。市としてこの問題にしっかりと向き合い、対応してまいりたい。
続いて、令和6年能登半島地震発生に伴う災害支援本部の廃止についてである。
発災からまもなく1年を迎え、応急対応のための短期的な職員の派遣も終了していることなどから、災害支援本部については、明日27日をもって廃止する。
今後は、被災地の復旧・復興の状況を見ながら、引き続き、令和元年東日本台風災害という大きな災害を経験した市として、中・長期的な職員の派遣など、被災地を支えるためにできる限りの支援を行ってまいりたい。
今年を振り返ると、先ほどの元日の能登半島地震では、市内においても震度5弱が観測され、一部被害が確認された。発災以降は、救出・救助活動や応急給水活動など、県や他の自治体とともに、生活支援や復旧支援に取り組んできた。
全国的には、その後も豪雨災害や大規模な地震など、自然災害が多く発生した1年であった。
本市においては、令和元年東日本台風災害から5年が経過した本年、豊野防災交流センターをオープンすることができ、さらに10月には、復興応援事業「絆」を地域の皆さまとともに開催することができた。
引き続き、被災された皆さまに心を寄せながら、ハード・ソフトの両面から復旧・復興を進めるとともに、災害に強いまちづくりに向け、さまざまな対策を講じてまいりたい。
子育て支援・教育施策の関係では、本年1月診療分から、子どもの福祉医療制度の対象範囲を、「中学校卒業まで」から「18歳年度末」までに拡大した。
また、4月には、新たな教育支援センターとして「SaSaLAND(ササランド)」をオープンし、「子どもたちが安心を実感できる居場所」をコンセプトに運営を開始したところである。
7月には、「ながのこども館『ながノビ!』」をオープンし、「親子で遊び体験できる市内で随一の屋内遊戯施設」をコンセプトに運営し、これまで、市内外から当初の想定を大幅に上回る方々にご来館いただくことができた。引き続き、多くの方にお越しいただき、皆さまに愛される施設となるよう、サービスの一層の充実に努めていく。
さらに、モデル事業として実施してきた、子どもの体験・学び応援事業「みらいハッ!ケン」プロジェクトを4月から本格実施し、これまで大変多くのご家庭に登録いただき、子どもたちの体験の機会の充実につながることができたと感じている。
産業面では、エムウェーブ南の官民連携による産業用地開発の造成工事が始まった。引き続き、本年策定した産業立地ビジョンを基に、さらなる企業立地につながるよう取り組んでまいりたい。
このほか、住民自治リフレッシュプロジェクトや中山間地域の在り方の研究、さらに農業・観光などのトップセールスや果樹サミットの開催など、さまざまに取り組んできた。
来年も、将来の長野市の姿を見据えながら、課題解決に向けた取り組みとともに、「ひと」「まち」「産業」を、「守り」、「育て」、「輝ける」よう、それぞれの取り組みを着実に進めてまいりたいと考えている。
なお、現在、新年度の予算編成が大詰めを迎えており、年明けからは予算査定を開始する。
令和7年度予算は、予算編成方針に掲げた、「未来の飛躍に向けた『変革』・『挑戦』と持続可能な財政運営の維持」のもと、市民の皆さまが暮らしに変化を実感していただける予算としたいと考えている。
最後になるが、今月22日の全国高等学校駅伝競走大会の女子において、長野東高等学校が2年ぶり2回目の優勝を見事に果たされた。選手の皆さんはもちろんのこと、監督・コーチ、地域や競技関係者の皆さまの日頃の努力とチームワーク、また、さまざまな支援で得られた結果であり、心からお祝いを申し上げる。
さらに、男子も佐久長聖高等学校が長野県代表として優勝されるとともに、北信越地区代表として出場された長野日大高等学校も最後まで全力で沿道を駆け抜く姿が見られ、大変感銘を受けた。こうした姿から、スポーツには、勇気や感動、一体感を与える力があることを、改めて感じたところである。
さて、今年も残りわずかとなった。
例年、年末のこの時季は、火の取り扱いの不注意による火災発生の恐れがあることから、消防局と消防団では、今月25日から年末特別警戒を実施し、火災予防の徹底を図っている。市民の皆さまには、火気の取り扱いには十分注意いただくよう、お願い申し上げる。
また、年明け1月11日には長野市消防出初式を開催するなど、防災意識の高揚と災害対応力の向上を図り、「災害に強いまちづくり」を推進していく。
来年は市民の皆さま、企業・事業者の皆さまにとって、今まで以上に幸せを実感することができ、希望あふれる年になることを心から願っている。
私からは、以上である。
案件説明はありません
Q1(記者)
冒頭(のあいさつの中で)、市長から言及があった(エムウェーブスケートクラブ指導者の)暴力行為の事案について質問する。市長として、どこまで事実関係を把握されているのか。どのような行為が指導者から子どもにあったのか。
A1(長野市長)
エムウェーブスケートクラブから、本日の昼にプレスリリースがあった。私もそのプレスリリースを見て、どういったことが行われたのかを改めて確認した。
詳細について、私から担当課、特にスポーツ部に対して、事実確認を進めるよう、23日に指示をしており、今、その調査が進んでいる段階である。また、当該クラブとも協力をしながら、さらなる調査を進めていく。
選手の皆さんが大変困惑していると思う。また、選手を送り出している保護者の皆さんも大変心配をされていると思う。そういった心配を払拭することに努めながら、これから本格的なシーズンに入る状況の中で、選手の皆さん、保護者の皆さんが安心して競技に打ち込める環境をつくっていけたらと思う。
Q2(記者)
暴力行為を行ったのは、長野市の職員か。
A2(長野市長)
長野市の職員である。
Q3(記者)
その職員の所属は。
A3(長野市長)
詳細については差し控えさせていただきたい。今後調査が進み、職員の処分ということになるかどうかも含め、その前提としての調査を進めている段階であり、今、個人の所属や名前は申し上げられない。
Q4(記者)
冒頭(のあいさつの中で、暴力行為の事案に対して)謝罪をされたが、市長が頭を下げられた理由というのは、市の職員による暴力行為、不祥事だったからか。
A4(長野市長)
当該暴力行為をした人物、指導者は、市の職員である。直接的には市の業務ではないのかもしれないが、市の職員である以上、管理監督責任のある私から謝罪をさせていただいた。
Q5(記者)
市長は、2021年の市長就任以降、まず、自身がスポーツアスリートである立場から「スポーツを軸としたまちづくり」を掲げている。加えて、子育て中の父親の立場から、子ども目線の施策に取り組まれている。
今回、指導者が子どもに暴力を振るうという事態であった。これまで、スポーツと子育て関連の施策を掲げ、自身の1期目3年の実績としても掲げているが、今回の事案は、これまでの市長の言動に鑑みても、どのように事の重大さを認識しているのか、改めて伺う。
A5(長野市長)
スポーツの現場か否かを問わず、指導者が子ども、選手に暴力を振るい、そのことを通じて、物事を言い聞かせようとすることは、あってはならないことであり、私としては、決して許されるものではないと思っている。
スポーツ界全般にわたり、こうしたことが度々報道される中で、今回、まさかこんな身近にあったとは、私自身も驚いている。これは本当に他人事ではなく、特に市の職員であったということも含めて、しっかりとした対応をとることで、スポーツ界が負のイメージにならないように、かつ、子どもたち、選手たちが、伸び伸びと競技に打ち込める環境を、この長野市からつくっていかなければならないという決意である。
Q6(記者)
職員の処分は、事実関係など調査が進んだ段階で判断されるということか。既に処分すると決定しているわけではないという理解でよいか。
A6(長野市長)
今後、調査が進む中で、どういった対応が必要なのか、職員課とも相談していく案件だと思っている。
Q7(記者)
市長自身の責任、行政のトップとしての政治責任と言えば良いのか、市長から管理監督責任という言及もあった。事実関係などを把握した段階で、職員の処分について判断されるということだが、市長自身の政治責任、処分については、どのように今の時点で考えているか。
A7(長野市長)
私から先ほど謝罪の言葉を述べさせていただいた。市の職員という立場である者が、スポーツ選手に暴力を振るったということに鑑みて、今後どういった対応をとるべきか、当該職員に対しても、私自身も、どのような形で対応すべきか考えていきたいと思う。
Q8(記者)
冒頭(のあいさつの中で、暴力行為を受けたクラブ員の)保護者への取材を控えていただくよう述べられた。
今回の件に限らず、報道機関は、当事者の声を聞くべく取材を尽くすということが基本姿勢である。その上で、市長から、取材を控えていただきたいと述べられた経緯として、相手方のクラブ関係者や保護者から、報道を控えてほしいといったような内容の呼びかけ、アナウンスをしてほしいなど、市に対して要望があったのか。その経緯、背景を伺う。
A8(長野市長)
先ほど冒頭のあいさつで触れたように、市にも、過剰な取材を受けているという相談を受けている。基本的には、暴力行為を今後どう無くしていくのかが重要だという観点から、先ほどのようなことを申し上げた。
Q9(記者)
暴力行為の内容については、エムウェーブスケートクラブが配布した書面に書いてあるとおりとのことであるが、その中には、どのような暴力行為が行われたかなどについては書かれていない。市で把握している暴力行為の内容を教えてほしい。
A9(長野市長)
私に入っている情報と、エムウェーブスケートクラブがプレスリリースした情報は同じである。どこを殴ったのか、たたいたのかの詳細については、確認をしている状況である。
Q10(記者)
暴力行為を受けたクラブ員のけがの程度を教えてほしい。
A10(長野市長)
私にはまだそういった詳細な情報は届いていない。
Q11(記者)
(暴力行為を受けたクラブ員は)翌日の大会出場を取りやめたとあるが、暴力行為との関連性について、市はどのように把握しているか。
A11(長野市長)
12月21日の夕方に事案が発生し、22日の大会にその選手が出場しなかったという件については、現在、なぜそうなったのか調査中である。これは私の想定になるが、選手が動揺したのか、あるいは競技に臨めるような状況ではなかったのか、選手に与えられたダメージは非常に強烈なものだったと思っている。私自身も選手としての経験がある者として、競技に臨めるような心情ではなかったのだろうと思う。
Q12(記者)
市として、暴力行為を受けたクラブ員に対して、謝罪などの対応を行ったかなどについて教えてほしい。
A12(長野市長)
暴力行為をした者は市の職員であるが、今回は、大会引率、エムウェーブスケートクラブの指導者という立場においての暴力行為ということで、まずはクラブの方で対応していただく。並行して、市の職員であるため、市としてしっかりとした調査、情報収集を終えた後に、対応していきたいと思っている。
Q13(記者)
まずはクラブで対応を、ということだが、市としての謝罪は行ったのか。
A13(長野市長)
市としての謝罪については、私から、このような公式の場で、関係する皆さまにおわびを申し上げたところである。市の担当課が直接おわびをしたという報告は受けていない。
Q14(記者)
市が直接おわびをする予定はあるか。
A14(長野市長)
今後、当該選手、保護者の皆さまとのお話が可能かどうかなどを含めて、できるだけ丁寧な対応に努めたいと考えている。
Q15(記者)
暴力行為をしたとされる職員について、市が行っている聞き取りなどの中で、どうしてこのような行為に及んでしまったのか、把握できているか。
A15(長野市長)
私自身は23日の報告以前に、エムウェーブスケートクラブで問題があるような指導者がいるという話を聞いたことはなかった。私自身、大変ショックを受けている。なぜこういったことが起きてしまったのか、今後調査が必要であるが、併せて、以前からそのようなことがあったのか否かということも含めて調査していきたい。
Q16(記者)
暴力行為をした職員の今の勤務状況などはどうなっているのか。
A16(長野市長)
現在、自宅待機にしている。
Q17(記者)
エムウェーブスケートクラブは、五輪施設を拠点にしているクラブとして、スケート競技人口の拡大や普及に尽力しているクラブだと思っている。長野市としても、計画などでは、エムウェーブスケートクラブと連携してスピードスケートの競技力向上を掲げている。また、「みらいハッ!ケン」プロジェクトのプログラムの一つにもなっている。
今後の連携について、どのようにお考えか。
A17(長野市長)
スポーツの現場における暴力行為は、行った人、被害を受けた人のみならず、クラブ、また、スポーツ界全体で考えていかなければならないと思っている。
市としては、例えば長野市スポーツ協会、エムウェーブスケートクラブ、長野市スケート協会、また、それらを通じたスポーツ振興などに、補助事業を行っている側面もある。そのため、今回の件を教訓として、今後にしっかり生かして、再発防止はもちろんのこと、現場では暴力行為をはじめ、パワーハラスメント、セクシャルハラスメントなどが絶対あってはならないものとして、研修などを積みながら、指導者が選手たちに信頼され、そして選手たちはその指導の下で強いスポーツ選手になってくれるような環境づくりを行っていかなければならないと感じている。
Q18(記者)
先ほどの質問の受け答えの中で、(暴力行為をした者は)市の職員ではあるが、今回のことはコーチ業務(としての立場)であり、直接的には市の業務ではないのかもしれないという話があった。今回については公務ではなかったのか。その場合は、どういった扱いでコーチとして業務に就いていたのか確認したい。
A18-1(長野市長)
詳細は担当課からお話する。数日前に、平成20年の頃の新聞記事を見た。指導者を招聘することで、長野市のウインタースポーツの振興に寄与できる環境ができたというような記事であった。当時は非常に期待感を持って、市として、その人物に(指導者就任を)要請し、その立場を市の職員という形にした。業務の範囲の整理はきちんとしなければいけないと思っている。
A18-2(スポーツ部次長兼スポーツ課長)
本人の勤務形態は、基本的には月曜日から金曜日までの13時から21時45分までとなっている。通常は、月曜日から金曜日の8時30分から17時15分までであるが、スケートの指導が夜間に及ぶため、月曜日から金曜日までの13時から21時45分までが勤務時間として定められている。また、エムウェーブスケートクラブの遠征や引率のため、市外で活動する場合は、エムウェーブスケートクラブから、日当、交通費、宿泊費が支給されているという状況である。
Q19(記者)
(暴力行為をした)男性職員が何と言っているか、市として把握していないということか。
A19(長野市長)
現在、男性職員について、事情聴取、調査を進めている状況である。
Q20(記者)
何と言っているかは市には報告がきていないということか。
A20(長野市長)
報告では、調査中というところである。
Q21(記者)
青木島こども未来プランについて伺う。令和10年度までに、保育園や児童センターの移転を完了させて、子どもの遊び場を確保することとなっている。この意義について改めて伺う。
A21(長野市長)
青木島こども未来プランは、青木島小学校、児童センター、子どもプラザ、保育園などについて、一体的、総合的に課題を解決していこうということで作られたプランである。令和10年度を目途にそれぞれの事業が進んでいる状況である。
例えば、(子どもプラザ保護者用の送迎用駐車スペース確保のため)プールを解体して教職員用の駐車場を整備したり、(小学校内への)遊び場の整備も徐々に進んでいる。私としては総合的、一体的に改善に取り組みながら、青木島地区、また更北地区の子育て環境が向上してほしいという願いで行っている。私が進める子ども・子育て支援の一環としての大きなプロジェクトだが、このことを通じて、長野市が子育てしやすい環境づくりにつながるものとして、大きな意義だと思って取り組んでいる。
Q22(記者)
(青木島遊園地廃止について)問題になった当初、(長野市の)子育て(施策)のイメージが悪化したかと思うが、その上でこのプロジェクトに取り組む意気込みを伺う。
A22(長野市長)
冒頭(のあいさつ)で1年の振り返りを申し上げた。
子どもの福祉医療制度の対象範囲を「中学校卒業まで」から「18歳年度末」まで拡大した。来年の4月からは、1レセプト当たり500円(の負担金)も取らない窓口無料化につなげていきたいと思っている。「SaSaLAND」や「ながノビ!」の整備も含めて、市長就任以降、子育て支援には力を入れてきた。その一環として、青木島こども未来プランを作成したが、これは単に青木島地区だけの事業ではない。青木島地区が中心になるが、こういった取り組みを通じて、長野市全体の子育て環境の充実に努めていく、そういう大きな意味のある事業だと思っている。
引き続き、関係機関や地元の住民の皆さまとの対話などを行いながら、このプランをしっかり進めていきたいと思っている。
Q23(記者)
暴力事案について、現在調査中とのことだが、市長としてはいつごろまでに調査を終える予定で、その調査結果をどのような形で公表するのか否か、伺いたい。
A23(長野市長)
エムウェーブスケートクラブから先ほどプレスリリースがあった状況を確認した。また、23日には、スポーツ部に、さらなる調査を進めるよう指示をしている。調査結果が何もない現状での発言は控えさせていただくが、しっかり調査をし、選手、保護者の皆さんが安心して競技に打ち込める環境を早急につくっていきたいと思っている。
Q24(記者)
次期市長選について、現時点での市長の出馬意向や考えを伺いたい。
A24(長野市長)
来年の市長選挙まで、1年を切った。これは常々話をしているが、例えば、現在、新年度に向けての予算編成作業を進めている。また、来年の3月には3月市議会定例会もある。まずは、目の前のやるべきことに集中し、この市長任期を全力で取り組む、そのことだけを申し上げたい。
Q25(記者)
市長に就任以降、子育てやスポーツ振興など、さまざまな施策に取り組んでいると思う。現時点で、市長に就任してからの達成状況、まだまだそれは道半ばなのか、それとも現時点でかなり達成しているのか、自己評価を伺いたい。
A25(長野市長)
選挙戦で掲げた公約については、全て着手することができた。しかし、着手をしたので公約を全て達成したという思いは一切持っていない。繰り返しになるが、この着手した政策がしっかり定着し、さらなる変革、挑戦をすることによって、市民の皆さまが暮らしの中に変化をしっかり実感していただけることが重要だと思うため、私から自分自身を評価するつもりはない。
Q26(記者)
暴力行為の件について、先ほどスポーツ課から話があった当該職員の勤務形態関係の確認だが、13時から21時45分まで、月曜日から金曜日までの勤務ということで、この職員の主たる仕事は、エムウェーブスケートクラブでの指導ということでよろしいか。
A26(スポーツ部次長兼スポーツ課長)
スポーツ課内の事務分担としては、「スケート競技の強化普及」が本人の仕事となっている。
Q27(記者)
その中で、指導者としての仕事が占めている割合が大きいということか。
A27(スポーツ部次長兼スポーツ課長)
そのとおりである。
Q28(記者)
その辺も踏まえて、市職員としての給料も出ていて、遠征や引率に関してはエムウェーブスケートクラブから日当などが出ているという理解でよろしいか。
A28(スポーツ部次長兼スポーツ課長)
そのとおりである。
Q29(記者)
暴力行為の事案で、指導者である市職員から暴力を受けたとされるクラブ員は、警察に被害届を出しているのか。市として把握しているのであれば、その点について伺いたい。
A29(長野市長)
私のところにはそういった情報は届いていない。
Q30(記者)
暴力行為の事案について、当該職員の所属や年齢、性別、氏名も含めて、詳細な情報を答えてもらえるのか。
A30(職員課長)
例えば、懲戒処分があった場合、その時点で懲戒処分の指針に基づき公表をしている。その場合、職員の所属、本庁・出先機関の別、補職名、職種、年齢・性別、処分事案の概要などを公表している。
現時点で当該職員は処分になっていないため、公表は差し控えさせていただきたい。
Q31(記者)
前回の定例記者会見の場で、松代大本営の文化財登録への意思があるかということをお尋ねした。現時点での市長の見解をもう一度伺いたい。
A31(長野市長)
松代大本営予定地の地下壕の建設は、当時、戦時下において進められた国策事業である。市としては、この地下壕の事業主体である国が責任を持って、その評価と位置付けを明らかにするべきではないかと考えている。これは従来から一貫して変わらない考え方である。現在、市としては、文化庁が平成15年に実施した近代遺跡詳細調査の報告書の刊行を待っている状況であり、国の評価、位置付けがなされた際には、史跡指定を含めて検討をしていきたいと思っている。いずれしても、できるだけ現状を変えることなく保存に努めていき、多くの皆さまに安全に、ありのままの姿を見ていただくことが重要であると考えている。
Q32(記者)
コロナ禍が明けたことを機に、県外から観光に来る人も増えていると聞いている。現時点では無料で見学できるが、有料化の検討などはどうか。
A32(長野市長)
現在、NPO法人の皆さまがガイドを行っている状況である。地元のグループの皆さまが行っている取り組みを継続していくのが良いのではないかと思っている。
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