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更新日:2025年6月23日
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目次
ユーチューブ長野市公式チャンネルで、市長あいさつと案件説明の録画版を配信しています。
会見当日は生中継も行っています。
はじめに、国民健康保険高額療養費の自己負担限度額区分等の適用誤りによる過支給については、既にプレスリリースでお知らせしたとおりであるが、海外からの転入者がいる世帯に係る適用区分を誤っていたことから、高額療養費等を過大に支給していたことが判明した。
対象となる世帯の皆さまには、この場をお借りして、深くおわびを申し上げる。
今後は、過大に支給した療養費の返還手続きを進めていく。加えて、再発防止に努めていく。
6月市議会定例会については、本日まで一般質問が行われた。
議員の皆さまからは、今後の公共交通の在り方、高齢者・障害者福祉に関するもの、子ども・子育て関連、教育行政に関するもの、商業・農業など市内産業の振興策、都市機能の充実など、さまざまなご質問をいただいた。
いただいたご意見やご提案については、十分検討する中で、市政運営に生かしてまいりたい。
次に、石家庄市友好代表団との交流についてである。
来月6日から9日まで、友好都市である中国の石家庄市から、中学生12人を含む友好代表団15人の皆さんが本市を訪問する。
滞在期間中には、浴衣を着て善光寺を参拝する伝統文化体験、戸隠神社や忍者からくり屋敷の見学などが予定されている。これらの体験や見学を通じて、本市の歴史や伝統文化に触れていただければと思う。
また、広徳中学校での授業参加や交流給食では、双方の中学生の皆さんにとって、友好親善や異なる文化への理解を深める機会となることを期待している。
今後も、このような機会を通して、多文化共生や国際社会、国際理解への関心を高めてまいりたい。
続いて、本日の説明案件は、お手元の次第のとおり3件である。
このうち、「親子で学ぼう!夏休みSDGsハッ!ケンバスツアー」については、本年度、初めての開催となる。夏休み期間中の8月8日と20日の2日間、市内にある企業や団体の取り組みを親子で楽しく学ぶことで、地域の新たな魅力を発見し、SDGsへの理解を促進するものである。
後ほど担当者から説明させていただく。情報発信にお力添えをお願いする。
最後に、6月23日から始まる「長野市男女共同参画週間」についてである。
勤労者女性会館しなのきを会場として、男女共同参画について理解を深めてもらうためのプログラムを実施する。
7月6日には、社会学者で、東京大学名誉教授の上野千鶴子様を講師に迎え、「若者世代に伝えたい『ジェンダー平等社会』」を演題に講演をいただく。
また、講演会前後には、中学生や高校生、大学生を対象とするワークショップを開催する。中学生の参加については、本年3月に開催した長野市子ども議会での「中学生にもジェンダーを学ぶ機会を作ってはどうか」という提案を受けて、今回初めての実現となった。これから進学や就職などを迎える若い世代が、ジェンダーについて学習し、講師との対話を通して、ジェンダー平等を考える機会とする。
今後もこのような取り組みを通し、性別にとらわれず、誰もが自分らしく個性と能力を発揮し、共に責任を分かち合う社会への理解・促進を図ってまいりたい。
私からは、以上である。
親子で学ぼう!夏休みSDGsハッ!ケン バスツアーの開催について(PDF:947KB)
企画課:026-224-5010
加齢性難聴者の補聴器購入費補助金交付事業の創設について(PDF:1,397KB)
加齢性難聴者の補聴器購入費補助金交付事業チラシ(PDF:1,888KB)
加齢性難聴者の補聴器購入費補助金チェックシート(PDF:175KB)
高齢者活躍支援課:026-224-5029
犀川第2緑地ドックランオープニングセレモニーの開催について(PDF:950KB)
ドッグランオープニングセレモニーチラシ(PDF:1,097KB)
公園緑地課:026-224-5054
Q1(記者)
国民健康保険の高額療養費の過支給について、覚知されたのはいつだったのか。
A1(国保・高齢者医療課課長補佐)
5月22日に国の会計検査があり、検査員からの質問により発覚した。
Q2(記者)
ドッグラン施設について伺う。整備に当たり寄付を募っていたかと思うが、最終的にいくらぐらい集まったのか。
また、都市公園条例により、もともと公園には動物があまり立ち入れないという中で、徐々に緩和して、犬と人とが一緒に触れ合えるような環境整備を進めていると伺っている。改めて、ドッグラン施設ができることも踏まえて市長の考えを伺う。
A2-1(長野市長)
ご指摘のとおり、本市には条例があり、公園に動物を連れて入ることは禁止されている。これは、時代に合ってないのではないかと議会でご質問いただき、市として時代の変化とともに条例の見直しを進めていきたいという答弁をさせていただいた。
ペットというよりもある意味家族の一員のような存在と一緒に出かけられなかったり、散歩ができなかったりするのは、時代の流れから考えても見直しが必要であり、市内の公園でペットと一緒に、ゆったりとした時間が過ごせればという思いで、できるだけワンちゃんを連れて入ることができる公園を増やしてきたつもりである。
市内には、川中島の古戦場に比較的大きなドッグランはあるが、大勢の人がペットと暮らしている中で、たった1カ所しかないということに対して問題意識を持っていた。
今回、国有地である河川敷を使わせていただき、しかも足元には緑の場所もあるほか、足の洗い場なども用意させていただいたので、本施設を多くの市民の皆さんにご利用いただきながら、ペットと共に、豊かな暮らしを送っていただきたいと考えている。
A2-2(公園緑地課課長補佐)
現在29人から、約22万円をいただいている。さとふるのクラウドファンディングを使わせていただいている。6月30日まで行っているので、引き続きPRしていきたいと思う。
Q3(記者)
何度も聞かれているかと思うが、市長の進退についてお伺いする。
いろいろなところで、進退について聞かれていると思うが、その中で何か心境に変化があったとか、今の時点での考えをお聞かせ願いたい。
A3(長野市長)
これまでお答えしてきたとおりである。3月の議会で議決いただいた令和7年度予算に基づいて、それぞれの事業をしっかり、そして早期に進めていくことが大事だと思っている。
さらに、進めていった施策が、本当に市民の皆さんの役に立っているのか、効果があるのか、その進捗をしっかり把握しながら進めていくということが大事だと思っているし、そこに全力を挙げて取り組みたいと思っている。
Q4(記者)
進退について、今後考えていくということで認識は合っているか。
A4(長野市長)
10月26日に市長選挙があるということは既に決定済みで、そのことについて承知はしている。私の頭の中にあるのは、本年度の予算をしっかり進めていくということのみである。
Q5(記者)
最近の選挙を見ていると、現職の出馬表明が徐々に遅くなっているという感触がある。取材で、出馬する人の顔が見えない中で選挙戦が近づいてしまう。
選挙の機運を高めていくという点で、危惧などはないのか、伺う。
A5(長野市長)
最近の選挙情勢については把握をしていないので、特にコメントはない。
今やるべきことは、市民の皆さんの暮らしをしっかり守っていくことである。例えば、バス6路線が一気に廃止という中で、現在のところ対応はできていると思っているが、これでほっとしていることはない。
今後、市民の皆さんの移動手段をどう担保していくか、全庁的に考えていかなければならない。そうした点に集中しながら仕事を進めていきたいと思っている。
Q6(記者)
参議院議員選挙の関係で2点伺いたい。
1点目に、現時点で長野県区では4人が立候補を表明している。加えて、過日の立候補予定者説明会では、さらに2派、うち1人は長野市にゆかりのある人だと伺っている。市長ご自身として、参議院議員選挙でどんな論戦を期待されるか。
2点目に、以前の会見で「特定の候補者・政党に対しての応援などはしない」という考えを示されたが、その考えに変化はないか、伺いたい。
A6(長野市長)
国政レベルの選挙戦であり、国民の皆さんの関心は非常に高いと考えている。
争点とすれば、国際的な通商や国際紛争といったような世界的な社会問題が挙げられる。また、国内経済、あるいは安全保障なども考えられるし、特にトランプ関税を受けて日本企業がどのような影響を受けていくのか、それに対する支援策はどうなるのかが、多くの人が持つ関心であると考える。
加えて、年金の話や農政、米の話など、私たちの暮らしに非常に直結している事柄が、大きな争点になってくると思っている。
また、著しい物価高騰など、さまざまな経済情勢への対応策などについても、各政党・各候補者の活発な議論を見守っていきたいと思っている。
2点目の質問については、過日お話したとおり、特定の候補者あるいは政党を応援するということはない。
Q7(記者)
参議院議員選挙の関係で加えて伺いたい。
昨年の衆議院議員選挙では特定の候補者を応援されていたが、今回は同行も応援も全くしないという認識でよいか。例えば、陣営から出陣式に出てあいさつしてもらえないかと依頼があるかもしれないが、そうしたものは全て断るといった理解でよいか。
A7(長野市長)
今回の参議院議員選挙において、特定の候補者であるとか政党を応援するつもりはない。
Q8(記者)
先ほど、「6路線廃止について施策を講じたが、ほっとしている場合ではない」との話があった。その辺りの心境を詳しく教えてほしい。
A8(長野市長)
議会でもお話をさせていただいたが、これまでは、バス事業者からの非常に難しい、厳しいという路線の運行に対して、その赤字を補塡(てん)するような支援をしてきた。しかし、私としてはこのようなやり方には限界がきていると感じている。
まず、これだけ人口減少が進んでいる中で、運転手不足なども含め、民間バス事業者は、より一層厳しい事業環境になってくると思われる。
将来を見据え、これまでのやり方ではなく、例えば市内で一部AIオンデマンドバスの運行も始めており、そうした新たな手法、あるいは可能性のあるさまざまな手法を総合的に考え、市民の皆さんの移動手段をどのようにすれば担保できるのかを、全庁挙げて議論をしていく。
本年度、本市の公共交通のリ・デザインについて議論を始めており、今後どういった議論になるのか予想できないが、各自治体の事例を参考に研究しながら、本市ならではの、市民の皆さんの移動手段を確保できるような対策を取ることができればと考えている。
Q9(記者)
市長選に向けての態度について、重ねて質問させていただく。先ほど、本年度の事業の執行と進捗の管理にしっかり取り組むという話があったが、スケジュールを考えていくと、その先には令和8年度の予算編成が迫ってくる。10月には予算編成方針が示されることから、夏場には各部局から意向の集約や調整が行われると思う。そこには市長のご意向も反映していくと思うが、これらのスケジュールと、ご自身の進退の判断のタイミングをどのように考えるか教えてほしい。態度を曖昧にしたまま予算編成に関与していくことについて、少し違和感があるが、いかがか。
A9(長野市長)
令和8年度の予算編成については、庁内の正式な会議ではないが、予算の編成スケジュールや方向性について、「このような形で予算を作っていこうか」という話は既に始めている。まだ大まかな打ち合わせをしている程度であるが、予算編成と選挙について何か関係するとは一切考えていない。
やはり私の責任において、令和8年度の予算編成の準備を、一刻も早く進めていきたいと
思っている。また、議論をしっかりと重ねて、来年度に向けてどんな事業が必要なのか、正式な会議体、手続きではないが、そういうものを頭の中に置きながら、予算編成を進めていきたいと思っている。
Q10(記者)
財政部にお聞きしたところ、大体8月ぐらいには予算編成方針の骨格を固めていくスケジュールだと聞いている。そこまでに、市長として、態度を固める考えがあるのか、むしろ逆にそこまでかからないのか、それとも全くそこまで考えていないほどに集中しているということなのか、伺いたい。
A10(長野市長)
記者が最後におっしゃったとおりの考えである。予算編成と選挙の関係性は排除して、しっかりと仕事に取り組んでいきたいと思っている。
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