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更新日:2025年7月10日
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目次
ユーチューブ長野市公式チャンネルで、市長あいさつと案件説明の録画版を配信しています。
会見当日は生中継も行っています。
はじめに、本日の午前中、大豆島小学校を訪問し、本年度1回目のスクールランチミーティングを実施してきた。
このスクールランチミーティングは、子どもの意見や提案を将来的な学校づくりに反映する「学校未来plan(プラン)子ども会議」の一つとして、私が直接、小・中学校を訪問して、児童・生徒と、長野市のことやより良い学校の環境づくりなどについて意見交換をするものである。
大豆島小学校では、6年生の皆さんから、学校づくりや地域環境をより良いものにしていくためにはどうしたらよいかといった課題や提案などをたくさんいただいた。そういった提案をしっかり参考にさせていただきたいと思う。
本年度は、この後も今月14日の加茂小学校のほか、11月までに4校での実施を計画しており、子どもたちの目線と感性から、率直な意見交換ができることを期待している。
次に、今月22日から25日まで、姉妹都市提携65周年記念事業として、アメリカのフロリダ州クリアウォーター市から、レクター市長をはじめ、親善訪日団21人の皆さんが本市を訪れる。
滞在期間中は、戸隠神社奥社散策や善光寺参拝などを予定している。本市の歴史や文化に触れていただくほか、本市の特産品である味噌(みそ)やおやきの製造工場を見学していただくことになっている。
本市では、中学生、高校生、交換教師などの相互派遣を長年続けてきた。今回の記念事業を通じて、長年にわたる両市の交流の歴史を振り返り、今後の交流のさらなる発展につなげていきたいと考えている。
次に、本日の説明案件は、「市立博物館ほか 夏の企画イベント開催のお知らせ」の1件である。
いよいよ今月末から小・中学校が夏休みとなることから、ぜひ、ご家族で博物館の企画展をはじめ、関連イベントにお出かけいただきたい。
後ほど担当者から説明させていただくので、情報発信にお力添えをお願いする。
最後に、今週末、「ながの祇園祭 御祭礼 屋台巡行」が催される。
この祭りは、かつては、京都の八坂神社、広島の厳島神社と並び日本三大祇園祭とも称された大祭である。12日土曜日には、前夜祭となる「宵山」が開催され、日本舞踊や木遣(や)り、お囃子(はやし)の演奏などで長野の夜を彩る。翌13日の日曜日には、白馬に乗ったお先乗りの少年を先頭に、各町の屋台が市街地を練り歩く。
この他にも、これから市内各地で夏祭りが開催されるので、市民の皆さまには、本市の歴史や文化に触れていただき、本市の夏を共に盛り上げていただければと思う。
私からは、以上である。
博物館:026-284-9011
Q1(記者)
今年の1月22日に、長野駅前で連続殺傷事件があった。
7月22日で発生から半年になるが、改めて市長の受け止めと、また市単独でどうこうという話ではないかもしれないが、防犯対策や、これまで実施されてきたこと、あるいは、今後こういったことが必要になるというような、ご所見があればお願いしたい。
A1(長野市長)
本年1月22日に、まさかと思うようなことが、われわれが暮らす足元で起きてしまった。お亡くなりになられた方のご冥福を、またそのご親族やご家族の皆さまには、心からお悔やみを申し上げる。
事件を受けて、市では教育委員会を中心に子どもたちの登下校などでPTAの皆さんにご協力いただくとともに、不安な場合には学校を欠席してもいいという対応を取ったほか、市保健所を中心に、心のケアなどに当たってきた。
2月5日を最後に、事件に関する心のケアや心の相談は寄せられなくなったが、それまでに40件弱の相談が市保健所などに寄せられ、その対応に当たってきたところである。
また、私は長水防犯協会連合会の会長を務めており、同じ長野市に関係する長野南防犯協会連合会と合同で緊急の会議も開催させていただいた。
会議のあいさつの中で、「防犯は単に警察や関係機関にお任せするだけではなく、地域の皆さんで、その地域の安全、安心をつくっていきましょう」というお話をさせていただいた。地域にはさまざまな役割を担う人たちもいらっしゃるので、そうした地域の皆さんで地域の安全をつくっていくことが大事だと思っている。
さらに、各地域から防犯カメラの設置(が必要)という声も届いているので、県の街頭防犯カメラ設置促進事業なども活用し、地域の防犯対応力を向上させていきたいと思っている。
Q2(記者)
過日の6月市議会定例会で、職員の寒冷地手当に関する意見書が可決され、市職労でも請願を出されていたかと思う。
人事院勧告の寒冷地手当の対象から外れたことが、少しおかしいのではないかということかと思うが、寒冷地手当に関して何か所見があれば、お伺いする。
A2(長野市長)
ご承知のとおり、6月市議会定例会において、(請願の採択に伴い提出された)寒冷地手当の支給地域等の適正化を国に求める意見書が可決された。市としても、対応していかなければならないと考えている。
一方、長野県の人事委員会勧告では、県職員の寒冷地手当は全県が支給地域ということである。こうした状況も見据えながら、どのような対応・対策ができるか考えていきたい。
県庁と長野市役所では距離がそれほど離れていない。同じ長野市に立地する県庁と市役所であるにもかかわらず、こういった差が出るということには疑問を感じている。
市議会で意見書も可決されているので、こういった状況を見ながら、市としてこれからどう対応すべきか考えていきたいと思う。
Q3(記者)
今、同じ長野市にもかかわらずという話をされたが、県庁とそれほど離れていないところで、平均気温や積雪量にも大した差はないが、長野市は寒冷地手当の支給地域から外れてしまっているという点についての指摘ということでよろしいか。
A3(長野市長)
それもあるし、例えば県の職員になると寒冷地手当は支給される一方で、長野市の職員は寒冷地手当が支給されないといったことになると、寒冷地手当が除外された地域の公務員の応募に影響を及ぼすような心配を感じざるをえない状況でもある。市としてどう対応すべきか、考えていきたい。
Q4(記者)
2028年に長野県で開催予定の「国民スポーツ大会」と「全国障害者スポーツ大会」について伺う。開催の正式決定が今月中と迫っているが、現在市長が考える、長野市として同大会に期待すること、開催に当たり課題として考えられることを伺う。
A4(長野市長)
いよいよ本格的にスタートができる状況だと思っている。現在、Uスタジアムの道路を挟んだ向かい側にフットボール場を新たに3面造るなど、受け入れ環境を整備している状況である。
28年以降の「国民スポーツ大会」「全国障害者スポーツ大会」開催に対する取り組みについて見直しが行われているが、できることは前倒しで進めていくべきであると思っている。例えば大々的な開会式が必要であるかどうか、施設を簡素化すべきかどうかなど、できるだけ県や市町村に負担が重くかからないような取り組みを検討し、できるところから始めていけば良いと思っている。
一方で、私のスポーツ選手経験からすると、簡素化や効率化でその大会の魅力を落としてしまわないかどうかも含めて考えなければいけないと思っている。やはり、「国民スポーツ大会」と「全国障害者スポーツ大会」は国民のためのスポーツ大会で、選手が思う存分競技ができる環境を提供することがその趣旨であると思っている。そうした観点も含めながら、これまで知事会を中心に議論され、出てきた改革の方向性の中で早期に対応できるものは対応しつつ、運営側もアスリート側も、みんなが喜ぶ、「国民スポーツ大会」「全国障害者スポーツ大会」になればと考えている。
Q5(記者)
今、話にあったフットボール場だが、6月市議会定例会で、建築費用が上がっているということで債務負担行為の再設定が行われた。他の施設も含め、資材など建築費用高騰、労務単価も上がっている中で、市にとってかなりの負担になっているのではないかと思うが、その負担感をどのように受け止めているか。
A5(長野市長)
フットボール場のみならず、市内で行われている公共施設の長寿命化対策などの公共工事を含めて、物価高騰や人件費高騰に伴う費用の増額は避けて通れないと思っている。ただ、本来われわれが目指し望んでいたものよりスケールを小さくすることで、かえって使い勝手が悪くなってしまうことは避けなくてはいけないと思っている。将来の市民の皆さんに対しての投資ということも含めて、現下の物価上昇を受け入れつつ、どうしたら良い施設を残していくことができるのか、また、市民のスポーツ実施率の向上、あるいは健康増進への貢献などの観点を忘れてはいけないと思っている。
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