ホーム > 市政情報 > 広報・広聴 > 記者会見・報道発表資料 > 過去の記者会見 > 令和7年4月10日定例記者会見
更新日:2025年4月11日
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目次
ユーチューブ長野市公式チャンネルで、市長あいさつと案件説明の録画版を配信しています。
会見当日は生中継も行っています。
はじめに、本市も4月1日付けで人事異動の発令を行い、そのうち本年度は86人の新規職員を採用した。
また、市役所の組織であるが、この4月から「公民連携推進局」、「政策調整局」を新たに設置した。この体制のもと、新しい気持ちで、市役所一丸となって各種施策・事業を推進していく。
次に、本市における個人情報の漏えい事案についてである。
既に8日にプレスリリースをしているが、「住宅新築資金等貸付事業」の事案について、過去に委託実績のあった事業者への不正アクセスにより、残存していた個人情報が流出していたものである。判明後、直ちにネットワークを遮断し、対象の皆さまに対しては、書面により経過の説明とおわびをさせていただいた。関係の皆さまにご迷惑とご心配をおかけしたことについて、この場を借りて心からおわび申し上げる。
個人情報の取り扱いについては、法令などを順守し、委託事業者を含めたチェック体制の強化など、対策を講じ、引き続き再発防止に努めていく。
次に、子どもの福祉医療制度については、「18歳年度末まで」の子どもを対象に、今月の診療分から窓口無料化となった。今後も子育て世帯の経済的負担の軽減と子どもの健康の保持に取り組んでいく。
また、帯状疱疹の予防接種が、4月から定期予防接種となった。任意接種と比べ費用負担が大きく軽減される。対象者には、既に案内通知を送付しているので、接種について検討いただきたい。
次に、スポーツの関係である。本市をホームタウンに活動しているプロバスケットボールチームの信州ブレイブウォリアーズは、あさって12日(土曜日)と翌13日(日曜日)に今シーズンのホーム最終戦を迎える。
既にB2東地区の3位以上が確定しており、プレイオフ進出は決定しているが、2026年に開幕するB.LEAGUE PREMIER(ビーリーグプレミア)継続基準の総入場者数12万人達成まで、あと8,714人となっている。両日とも先着5,000人にオリジナルTシャツのプレゼントもあるので、B.LEAGUE PREMIER参入に向け、さらなる市民の皆さまの来場をお願いする。
続いて、新年度の事業と当面の諸課題への対応について申し上げる。
まず、新年度の事業については、令和7年度当初予算のテーマ「『未来への飛躍!』」予算」のもと、市民の暮らしの向上を図る「健康と福祉」、地域の安全・安心なまちを目指す「地域と防災」、市内経済の活性化を進める「経済」、未来へつながる公共交通に向けて取り組む「交通」の4つの柱を各種施策の中心に掲げ、これまでの取り組みをより一層加速させ、市民の皆さまに変化を実感していただけるよう、スピード感を持って取り組んでいく。
特に、「交通」については、アルピコ交通と長電バスから長野市街地と中山間地域を結ぶ6路線の廃止が公表され、今月1日から減便も実施されている。通院・通学など、市民の皆さまの暮らしに大きな影響を及ぼすものであり、市としても、代替交通手段を検討している。また、地区説明会なども始まっているほか、長野県及び沿線町村とも協議を進めており、市民の皆さまにできるだけ早い時期に代替案をお示ししたいと考えている。
最後に、今月20日(日曜日)に、「長野マラソン」、「長野車いすマラソン」が開催される。
今年も定員を超える多くのランナーにエントリーをいただいており、半数以上が県外からで、北は北海道、南は沖縄と全国各地からの参加者に加え、海外からも40カ国300人を超える皆さまにお越しいただく予定である。
当日は、多くのボランティアの皆さまの協力や、沿道からの市民の応援で大いに盛り上げていただければと思う。オリンピック・パラリンピックムーブメントのさらなる促進や地域の活性化など、スポーツによるまちづくりを進めてまいりたい。
私からは、以上である。
長野市水道ビジョン・水道事業経営戦略の決定(PDF:507KB)
長野市水道ビジョン・水道事業経営戦略(本編)(PDF:3,250KB)
上下水道局総務課:026-224-5070
上下水道局水道整備課:026-224-8373
上下水道局浄水課:026-227-0669
Q1(記者)
先ほど公共交通に関して説明があった。先日、長電バスから、牟礼線の廃止に伴い、三輪地区を実質的に救済する形の新たな路線の変更案が示された。このことについての受け止めを伺う。
A1(長野市長)
事業者の皆さまとの調整をしている中で、過日、長電バス様から、牟礼線が9月いっぱいで廃止されることに伴い、(既存別路線が)三輪地区を経由する路線変更の案内をいただいた。われわれとしても空白エリアがないようお願いし、また、地元の住民自治協議会の皆さまも署名活動を熱心にされたことを(長電バス側が)受け止めていただいたのだと思っている。三輪地域の皆さまは、まずは一安心かとは思うが、市としては、今後廃止方針が示されている6つの路線の代替案を責任を持って作り、その案をできるだけ早い時期に市民の皆さまにお示しをしていきたい。市民の皆さまの中に不安が広がっていると思うが、この不安を払拭するために全力を挙げていきたいと思っている。
Q2(記者)
代替交通手段のお話もあったが、今、市でも住民向けの説明会などを各地で実施されていると伺っている。説明会もその一つだと思うが、今後、具体的にどのような形で沿線地域の住民の皆さんの声を取り入れていくのか、また、できれば早い時期に(代替交通手段案を)示したいということだが、いつぐらいをめどに示される予定か伺いたい。
A2(長野市長)
昨日は七二会地区で説明会を行った。出席された地元住民も大変多く、やはり関心の高い話題で、課題だと認識している。繰り返しとなるが、市民の皆さまの移動手段をどう担保していくのか、市としても責任を持ってしっかり対応していきたいと思っている。現在、事業者の皆さまと、代替する場合の足(交通手段)をどう確保していくのか検討しているところである。おおよその方向性は庁内でも検討している中で、6月には具体的な案をお示しできるかと思う。補正予算で関連費用をお諮りする6月市議会定例会が始まる前には、しっかりとした方向性をお示ししていきたいと思っている。われわれとしては、できるだけ市民の皆さま、特に公共交通を利用する皆さまの不安を払拭するためにも、できるだけ早い段階で、安心していただけるような準備を進めていきたいと思っている。ただし、補正予算が議決とならない限り、この対策で決定したとは言えない。そうは言っても説明会を開催し、丁寧な説明を通して地域の皆さま、公共交通利用者の皆さまの不安を払拭していく作業をしっかり進めていきたいと思っている。
Q3(記者)
確認だが、6月の具体的な案というのは、この6路線廃止の代替に関する具体的な案を示されるという理解でよいか。
A3(長野市長)
そのとおりである。6路線の代替案あるいは3つの路線については、延長(廃止時期の延期が)できるかどうかということもあるため、それも含めて代替の足(交通手段)やその(代替の)期間がどうなるのかということも含めて、お示しできると考えている。
Q4(記者)
3月の市公共交通活性化・再生協議会では代替案が示された。3路線は市営バスに移行し、他の路線は事業者との協定により乗り合いタクシーを運行するという案であった。今後、住民の賛同を得ながら案を具体的に詰めていくに当たり、松本市の市営バスを参考にしつつ、市長が感じている課題感を伺いたい。
A4(長野市長)
私が持っている課題感は、まず現下の状況にしっかりと対応することである。6路線の廃止方針に対応する代替案を示し、市民の皆さまや公共交通利用者の皆さまに一安心と感じていただける対策・対応を取ることが、まずやらなければいけないことだと感じている。
その上で、民間のバス事業者が「もうこの路線は厳しい」、「赤字だ」というところに、行政として欠損補助をしていくこれまでの行政手法を今後続けて良いのか、それよりも何か新しい方策、具体例として松本市の公設民営、いわゆるエリア一括方式という手法も含めて、新たな公共交通の在り方や行政の関わり方を研究していかなければいけない。赤字を補てんしていくスキームはもう限界にきているのだろうという課題感の中で、新たな公共交通をどう構築していくのか、その議論を本格的にしていく時期にあるということが、私の中での課題感である。
Q5(記者)
(新たな公共交通の構築に向けた)議論の場を設けるなどの方策は、いつ頃、どのような形を予定しているか。
A5(長野市長)
新年度予算の中で計上している「長野市版公共交通リ・デザイン」事業の予算を活用して、いろいろな調査研究を進めていきたいと思っている。具体的に、いつ頃その会議体を発足させるか、どのようなメンバーで会議を行っていくのかはまだ明確に答えられないが、議論にいち早く着手できるように準備を進めていきたい。
Q6(記者)
川合新田水源における、有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)への今後の対応について、管路整備に着手することが決まったということだが、不安に思われている地域住民もいる。改めて市として今後こうしていくという方針をお話いただきたい。
A6-1(長野市長)
PFOS、PFOAについては先ほど説明をさせていただいたとおりである。
(長野市川合新田水源の取水方法等検討専門家会議において)現在、市が取り組んでいることについては、妥当性があると判断された。詳細は担当課から説明する。
A6-2(上下水道局次長兼浄水課長)
短期対策と中長期対策に分けて実施するという中で、短期対策を早く進めていきたいと考えており、川合新田水源地内の管路整備を今年度から着手し、2年くらいでできればと考えている。
Q7(記者)
公共交通のバスの関係で伺いたい。
先ほどは6月に補正予算をつけることで、その時に具体的な方向性を示していきたいということであった。
具体的な方向性はその時に示すということだが、現在考えている方向性としては、3月末の市公共交通活性化・再生協議会で示したような案に基づいて予算をつけていく方針ということか。
A7(長野市長)
3月の協議会でおおよその方向性を出させていただいたが、その内容で本格的に固めていきながら、6月の市議会定例会の中で、補正予算について議員の皆さまにお諮りをさせていただきたいと思っている。細かい調整もあると思うが、おおよその方向性はそのとおりである。
Q8(記者)
その時も示されたと思うが、つまり代替手段ということは、市民の足が途切れないよう、つないでいくような形で、施策を予算付けしていくということでよいか。
A8(長野市長)
新年度に入り、路線によっては減便などをしている。これまでと同じような形を維持するとまでは申し上げられないが、通学で利用している子どもたちや通勤で利用している人もおり、その路線がなくなると、生活に直接影響が及ぶという人が大勢いる。その人たちに対して少しでも早く、移動の足が確保されるということをしっかりお示ししながら、現在ある不安感を少しでも安心の方向に持っていけたらと考えている。
Q9(記者)
本日から市内でも備蓄米が店頭に並び始めることになっている。備蓄米が放出されても、コメの価格は安定せず、市民も不安に思っていると思う。県内で備蓄米の販売が始まる今後の状況などを含めて、現段階での市長の思いを伺う。
A9(長野市長)
政府が入札を行った備蓄米がほぼ全量、業者が買い取ったという報道を少し前に見た。
店の棚からコメがなくなるということが解消されることにより、コメを必要とする消費者が安心でき、良いことではないかと思う。コメは、私たちの暮らしに欠かせないものなので、食料品の中からなくなってしまうことが、これで当面は回避できるということであれば、歓迎すべきことではないかなと感じている。
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