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この街で、わたしらしく生きる。長野市

更新日:2025年10月29日

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目次

 

令和7年10月28日臨時記者会見

記者会見インターネット中継(市長あいさつ)

ユーチューブ長野市公式チャンネルで、市長あいさつの録画版を配信しています。
会見当日は生中継も行っています。

市長あいさつ要旨

このたび、市民の皆さまから信託を受け、引き続き、長野市政を担わせていただくこととなった。
本日は、市長選挙後、初の登庁ということで、朝早くから大勢の皆さまにお出迎えいただき、多くの祝福の言葉もいただいた。素直に心からうれしく思うが、一方で、市民の皆さまからいただいた期待の大きさに、身の引き締まる思いである。

また、先ほどは、選挙管理委員会委員長から当選証書をいただいてきた。
これまで、あらゆる分野で多くの課題解決に向けてまいてきた種を、これからの4年間で花を咲かせ、実を付けることが私の使命であり責任であると感じているところである。
社会が大きく変化する中でも、本市が「選ばれるまち」となるため、長野市ならではの新たな政策や本市の強みを活(い)かした戦略的な投資を引き続き積極的に行い、自主財源をしっかり確保し、その財源を子育て支援や教育施策、高齢者福祉など、さまざまな施策に充てるサイクルをつくることで、本市に暮らす全ての皆さまが、安心や幸せを実感できる長野市にしてまいりたい。

今回の選挙では、2期目に取り組む4つのテーマを掲げ、この実現に向けて取り組むと市民の皆さまに約束してきた。

1つ目は、「医療・福祉・子育て」である。
「未来を育み、今を守り、また未来へ」全ての世代が安心して暮らせる長野市をつくっていく。

2つ目は、「まちづくり・交通対策」である。
「人の輪が力を生み、その力が輪を広げる」地域コミュニティと絆の強化を図っていく。

3つ目は、「経済振興」である。
「地域で稼ぎ、地元へ還す経済」強くしなやかな地域経済の構築を図っていく。

4つ目は、「地域・文化・スポーツ振興」である。
「備えが安心を生み、安心が挑戦を可能にする」安全・安心なまちづくりを進めていく。

以上、4つのテーマに沿った政策と取り組みにより、市民一人一人がキラキラと輝き、明るく元気ある、そして未来ある長野市を、市議会の皆さま、市職員とともに、私が先頭に立って切り開いていく決意である。
最後になるが、報道関係の皆さまには、市政情報の発信に引き続きご協力をお願いする。

私からは、以上である。

案件説明資料

案件説明はありません。

質疑内容要旨

Q1(記者)
副市長に関して、今のところ2人目(の副市長)にどなたかを充てる予定はあるか。その際は性別が必ずしも全てではないが、女性の登用という考えがあるか、現時点の考えを伺う。

A1(長野市長)
松山大貴副市長が経済産業省に戻られて、現在、西澤雅樹副市長の1人体制という状況である。現在のところ、次の人を考えているという状況ではない。
松山副市長が、経済産業省のキャリア職員として取り組んできた政策づくりや政策立案に向けた庁内のさまざまな議論について、3年間、われわれも大変学ぶことができたと思っている。職員も、政策をつくっていくことについて、改めて学びが多かったと思う。その学びを活かして、現在の副市長1人体制の中で、市政を進めていきたいと思っているし、いけると思っている。
ただ、行政課題はたくさんあるので、今後新たな課題に対する政策立案に向けて、もう1人副市長が必要ということになれば、考えていきたいと思っている。
その中で、男性であるのか女性であるのかということは特に念頭に置かず、市民の皆さまの暮らしに対して、的確な政策を打ち、実行していく上で必要な人材を考えていきたいと思っている。

Q2(記者)
その際に必要な人材は、例えば行政経験の有無や民間出身者などを問わず、まっさらな考えで、登用されるという理解でよろしいか。

A2(長野市長)
基本的にはそのとおりだと思うが、私が今後4年間、市政運営を担わせていただく中で、今まさにこの政策、あるいは対策をとらなければいけないというものが、必ず出てくると思う。その際に、その分野に精通した人、それが行政なのか民間なのかは問わずに、この人だったらやってくれるだろうという人を選んでいきたいと思っている。

Q3(記者)
選挙戦で、市長は市の財政状況を意識しながら、「稼ぐ」という意識をかなり前面に出していたと思う。産業用地を活用して企業誘致を促進させたり、善光寺・松代の文化財を活用しながら、観光誘客を進めたりという方針は理解した。
一方で、スポーツ施設、特に五輪施設のことを伺いたいが、五輪施設は、改修工事、長寿命化工事が続く中で、かなりの費用がかかっている。サッカー場に関しては、Jリーグを誘致したりすることで経済効果を見込んでいると推計しているが、他の五輪施設に関しては、「稼ぐ」という点で、どのように活用していくのか、方針があればお尋ねしたい。

A3(長野市長)
現在、五輪施設の長寿命化対策を行っている。老朽化した部分の修繕のみならず、もう少し施設としてアップデート、バージョンアップを同時に図っていきたいと思っている。具体的には、ホワイトリングにできたプレミアム席のような、時代のニーズに合った対応をしていきたいと思っている。
株式会社エムウェーブには、エムウェーブとビッグハットの管理運営をしていただいている。こちらの施設は、氷を張っている時期は、全体の経営からみると赤字である。一方で、氷を張らない時期は、会議や展示会、コンサートがあったり、催し物の開催のための貸館としてのニーズに対応したりすることで、稼げる部分である。エムウェーブとビッグハットには、「稼げる時期」と「稼げない時期」がある。
われわれとしては、オリンピック開催都市の誇りにかけて、氷上のスポーツをさらに発展させていく取り組みを深めていくが、施設全体の経営をみたときに、氷を張っている時期はなかなか稼げない時期に当たるので、このあたりの整理をしていく必要がある。
エムウェーブは、しっかり氷を張っていて、あれほどのトラックは他にはない。ビッグハットは、仮定の話として、試算をしなければならないが、氷を張る時期を完全にやめて、貸館中心にしっかり利益を上げられるような施設にして、氷を張る場所は別に考えてみる。あらゆる可能性、将来的な長期展望に立った経営を考えながら、オリンピック施設のさらなる有効活用を考えていきたい。考えるだけでなく、「これなら将来的に財政面でやっていけるのではないか」ということであれば、実行に移していきたい。

Q4(記者)
有効活用の部分で、仮の話として、ビッグハットに氷を張らない場合を試算していくということだと思うが、そうした場合、フィギュアスケートなど、代替の場所が必ず必要になると思う。競技できない人が出てくる可能性もある。そのあたりの策はどのように考えているか。

A4(長野市長)
ビッグハットを通年の貸館にすることで、フィギュアスケートやアイスホッケーなどのスケート振興を諦めるということではない。オリンピック開催都市として、ウインタースポーツをしっかり応援、支援していく上で、例えば、別の施設を氷中心のスポーツ施設に替えられるか、新たな施設を建設したとしても、費用対効果を考えれば、長期的には費用を回収することができるかなど、そういったことをセットに考えていきたいと思っている。
何かをするために何かを切り捨てる、やめるという発想ではなく、費用を集中して投資し、それがしっかり回収でき、かつ、さまざまな競技振興につながるような良い案を考えていきたい。

Q5(記者)
今の話は、費用対効果を考えながら、別の場所に施設を整備する可能性も考えていくということであった。そうすると、スポーツ振興として、また新たな投資が生まれ、施設の維持が必要になってくると思われる。それでも、ウインタースポーツの振興を続けていくための投資はいとわないという認識でいいか。

A5(長野市長)
責任を持って行政運営をしている中で、費用に対しての実際の効果測定は徹底的に行っている。
例えば、フィギュアスケート、アイスホッケーも含めて、なぜ、首都圏だけでなく全国各地に通年のリンクが点在しているのか、本当に経営が成り立っているのか、徹底的に調査をしている。言い方を変えれば、全国各地に通年のリンクが存在するということは、経営的にも持続可能性があるという裏付けがあってのことだと思っている。その裏付けが本当に確かなものであるのかどうか、今スポーツ課を中心に調査を進めている。
可能性として、結果的にまちの経済効果につながり、さらには市民スポーツや冬季スポーツの振興につながるということであれば、私としては、市民の皆さまに提案をしてみたいと考えている。

Q6(記者)
先ほど2期目に取り組みたい4つのテーマを説明いただいた。特に2期目に1丁目1番地で取り組みたい施策は何か。

A6(長野市長)
全ての政策がつながっていると思っている。政策を打つためには財源が必要であり、財源をどう確保するのかということも政策である。
このまちが、子育てしやすいまちだと実感していただけるように、これまでの4年間、例えば、子どもの福祉医療制度の充実や、小・中学生対象の「みらいハッ!ケン」プロジェクトという市の独自事業を実施することができた。
長野市は、まちを挙げて未来ある子どもたちを応援しているというメッセージを引き続き表現していきたいと考えている。
選挙戦において、公約の一つに、まずは保育料を2人目から無料にし、任期中には完全無料化を目指していくということをお話させていただいたので、それはしっかりと進めていきたいと思っている。高齢者福祉も、医師会の皆さまからご協力いただける状況の中で、予防施策、予防対策に力を入れていく。
「このまちだったら安心して暮らせる」、「行政の支援や応援もしっかりやってくれている」という暮らしの安心感を市民の皆さまに持っていただけるような政策が一番大事ではないかと思っている。

Q7(記者)
選挙期間中に、物価高に対する市民の困っている声は聞こえてきたか。

A7(長野市長)
物価高に対して何か策をとってほしいという話は直接私の耳には入ってはいない。
今、物価高に対して賃金が追いついていない状況がある中で、価格転嫁に対する市民理解の促進に対して、行政としてできることがあると思う。働く人たちの賃金の上昇については、経済界の皆さまと一緒になって、行政もできることをやってきたので、引き続き、経済界や労働組合の皆さま、関係者の皆さまと一緒に、物価高騰に対してどういった手段が必要なのか考えていきたい。

Q8(記者)
高齢者福祉に関連して、選挙戦では他の候補者が、フレイル予防に取り組むことについて、それだけでは弱いのではないかという声もあった。市長として、別のキーワードや踏み込みたいところがあれば教えてほしい。

A8(長野市長)
今回の選挙戦の公約の一部には(高齢者福祉の充実として)予防対策をしっかりとっていく(ことを掲げていた)。それはフレイル予防であり、認知症予防である。このことに関しては医師会からもご協力をいただける。
その他として、障害のある方々が、地域で安心して暮らせるように重層的な支援に力を入れていく。これまでもやってきた分野であるが、さらにその安心感を増大させるための展開を考えていきたい。

Q9(記者)
もんぜんぷら座の解体後の利活用について伺う。善光寺御開帳や信州ディスティネーションキャンペーンを控えている中で、市長としても選挙戦の中で観光振興を進めていくとしていたが、どのような方向性で解体後のもんぜんぷら座跡地を利活用していくのか、何か意気込みがあれば伺いたい。

A9(長野市長)
もんぜんぷら座を含む新田町交差点エリアを常に意識しながら考えている。
過日、地域の方々や有識者の方々がメンバーに入っている長野市中心市街地活性化基本計画評価専門委員会から提言をいただいた。その中で、教育文化施設や人流が生まれるような施設があると良いのではという提言や、民間の活力を活用した施設にするという提案もあった。
その答申をいただいた背景には、今、善光寺や長野駅周辺、まちなかに海外からの観光客が増えてきているので、宿泊施設という可能性も見据えての提言だったと思っている。
私としても、駅から善光寺への道路が、善光寺表参道という愛称になったので、善光寺表参道の中間点である新田町交差点周辺の再開発、活性化に取り組むことにより、世界中の人たちが交流をするようなにぎわいが生まれる施設になれば良いと思っている。それがホテルか何かは言及を避けるが、民間の活力を活用させていただきつつ、地域の皆さまの思いを受け止めながら、もんぜんぷら座跡地の再開発を考えていきたい。

Q10(記者)
子どもの権利条例が今月からスタートした。肝となる子どもオンブズパーソンに関する規定は、附則で(公布の日から)1年以内(に施行する)とある。今、市長の中で、早期に導入したいと思っているかと思うが、どのような時間軸で考えているのか伺いたい。

A10(長野市長)
市議会で条例をお認めいただいて、あとは実行に移していくということだと思っている。過日、議会の中で、調査相談員を条例に明記すべきではないかという修正案があり、結果的には否決となったが、思いとしてはしっかり受け止めている。相談員や調査員も含めて、新年度にはしっかりスタートできるような体制としていきたいと思っている。

お問い合わせ先

企画政策部
広報広聴課広報担当

長野市大字鶴賀緑町1613番地 第一庁舎6階

ファックス番号:026-224-5102

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