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この街で、わたしらしく生きる。長野市

更新日:2025年12月26日

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目次

 

令和7年12月25日定例記者会見

記者会見インターネット中継(市長あいさつと案件説明)

ユーチューブ長野市公式チャンネルで、市長あいさつと案件説明の録画版を配信しています。
会見当日は生中継も行っています。

市長あいさつ要旨

本日は、本年最後の定例記者会見となる。
報道機関の皆さまには、この1年、市政情報の発信にお力添えをいただき、感謝申し上げる。

はじめに、児童扶養手当の算定誤りによる過少支給についてである。
すでにプレスリリースしたとおり、所得控除額の適用誤りにより、児童扶養手当を過少支給していたことが判明した。対象となる方には、説明とおわびの上、追加支給の手続きを行っている。
今後は、このようなことがないように、複数人で確認するなど、再発防止策を徹底していく。

次に、12月22日付けで教育委員会において、教育職員の懲戒処分を行った。これは、長野市立長野高等学校の教諭が酒気帯び運転の道路交通法違反で起訴されたことによるものである。
生徒を指導し、模範的立場にあるべき教育公務員としてあるまじき行為であり、市民の皆さまに深くおわび申し上げる。
教育委員会には、再発防止と飲酒運転の根絶へのさらなる取り組みとともに、児童・生徒・保護者をはじめとする市民の皆さまの信頼回復に向けて、取り組むよう指示をした。
市役所全体としても今回の一件を受け、改めて職員一人一人に指導を徹底し、服務規律確保に努めることで、市民の皆さまから信頼される市政運営に努めてまいりたい。

次に、昨日24日に開催した市議会臨時会についてである。
臨時会では、令和7年度一般会計補正予算について決定いただいた。
今回の補正予算は、国の「強い経済」を実現するための総合経済対策の裏付けとなる補正予算の成立を受け、本市としても、できるだけ速やかに支援策を講ずるため、議会に提出したものである。
まずは、物価高騰による家計負担を軽減するための子育て世帯への応援手当や所得の少ないひとり親世帯に対する給付金を支給する。併せて、住民税非課税世帯などに対し、暮らしを応援するための給付金の支給やエアコン設置経費に対する補助金を交付する。
さらに、物価高騰の影響を受けている市民の皆さまや事業者を支援するため、市内の店舗や事業所で利用できるプレミアム付き商品券を発行し、消費の下支えを通じた生活者の支援も行う。
これらの取り組みにより、市民の暮らしと企業・団体などの経済活動を下支えし、生活への安心と市内経済の活性化を図ってまいりたい。

次に、長野市障害者にやさしいお店登録制度についてである。
先週19日に長野市役所で、「障害のある人にやさしいお店タウンミーティング」を開催した。
当日は、登録店10店舗が出店した「やさしいマルシェ」を開催し、それぞれ魅力あふれる飲食の提供や物販のほか、「みんなでつくる、やさしいまち」をテーマに、私も参加して座談会を行った。
障害者にやさしいお店登録制度は、障害のある人を特別視することなく、「心のバリアフリー」の気持ちのあるお店を登録するもので、障害のある人が安心してサービスを利用できることで、社会参加を応援していくものである。
施設のハード的な要件はなく、障害を理由にサービス提供や入店の拒否をしないことなど、一人のお客様として迎え入れていただける温かな心をもっていることが条件である。ぜひ、多くの店舗や企業の皆さまに登録いただくようお願いする。
詳しい内容は、障害福祉課にお問い合わせいただきたい。
既に報道していただいている報道機関もあるが、改めて、情報発信の協力をお願いする。

さて、本年を振り返ると、長期化する物価高騰や米不足などによる米価格の高騰と備蓄米の放出、さらには、全国各地でクマの出没が相次ぎ、被害が発生するなど、市民生活や経済活動が大きく影響を受ける年であった。
本市においては、令和元年東日本台風災害からの復興に向けて取り組んでいる(仮称)長沼総合市民センターの建設について、国と連携して進めていた地盤改良工事が完了し、建設工事の実施設計に着手した。引き続き、早期完成に向け、国や地域の皆さまと連携しながら進めていく。
子育て支援・教育施策の関係では、学校給食費の物価上昇分の公費負担を拡充したほか、4月には、子どもの福祉医療費窓口無料化、7月には、こども誰でも通園制度を4園から8園に拡充、10月には、子どもの権利条例を施行するなど、子育て支援の充実と子育て世代の負担軽減に取り組んできた。
このほか、2月には、本市初となるPark-PFIによる軽飲食店が長野駅東口公園にオープンし、大変好評をいただいている。3月には、バス共通ICカードKURURU(くるる)がSuica(スイカ)連携サービスを開始し、利便性の向上を図った。
また、4月には、長野市手話言語条例の施行と高齢者の帯状疱疹定期予防接種を開始した。5月には、「地方創生SDGsフェスin大阪・関西万博2025」に出展し、本市の魅力を発信したほか、10月からは、民間バス路線廃止に伴う代替乗合タクシー3路線の運行を開始した。

次に、来年に向けては、現在、新年度予算編成が大詰めを迎えており、年明けからは予算査定を開始する予定としている。
令和8年度予算は、予算編成の基本方針「市民が安心して暮らせる環境の充実・魅力あるまちづくりの推進と持続可能な財政運営」のもと、二期目の公約に掲げた4つのテーマに沿った取り組みを推進するとともに、本市に暮らす全ての皆さまが、安心や幸せを実感していただける予算にしたいと考えている。
スポーツ関係としては、2月のミラノ・コルティナオリンピック冬季競技大会をはじめ、3月には2026ワールド・ベースボール・クラシック、6月には、FIFAワールドカップ2026など、世界的なスポーツイベントが開催される。日本人選手の活躍を大いに期待したい。

最後に、今月21日に開催された全国高等学校駅伝競走大会の女子で、長野東高等学校が1区から先頭を走り続ける完全優勝で2連覇を達成した。女子の2連覇は公立高校では初の快挙ということで、大変誇らしく感じている。
選手の皆さんはもちろんのこと、監督、コーチ、競技関係者や地域の皆さまの日頃のご努力の結果であり、心からお祝いを申し上げる。
また、男子については、佐久長聖高等学校が県代表として健闘したほか、北信越地区代表として出場した長野日大高等学校が過去最高順位となり、持てる力を十分に発揮していただいた。
大変感動し、改めて、スポーツが持つ一体感を与える力を感じたところである。

本年も残りわずかとなった。
例年、年末のこの時季は、火の取り扱いの不注意による火災発生の恐れがあることから、消防局と消防団では、本日から年末特別警戒を実施し、火災予防の徹底を図っていく。市民の皆さまには、火の取り扱いに十分ご注意いただくようお願いする。
また、年明け1月10日には、長野市消防出初式を開催する。防災意識の高揚と災害対応力の向上を図り、「災害に強いまちづくり」を推進してまいりたい。

来年は、市民の皆さま、企業・事業者の皆さまにとって、幸せを実感することができ、希望あふれる年になることを心より願っている。

私からは、以上である。

案件説明資料

林野火災注意報・警報の運用開始について

林野火災注意報・警報の運用開始について(PDF:383KB)

問い合わせ先

予防課:026-227-8001

質疑内容要旨

Q1(記者)

学校の給食費無償化に関して伺う。
先日、自民党・維新の会・公明党により、1人当たりの支給額が示された。1人当たり月5,200円で、現在の長野市の給食費からすると、示された額は実費を下回るかと思う。このことについての市長の見解と、現時点で今後どのような対策をとっていく考えか。

A1(長野市長)

国の学校給食費への支援基準額が5,200円と示された。ご承知のとおり、現在、本市では月6,000円を超える給食費となっている。この(基準額)超過分の取り扱いについては、今後検討していかなければならないと思っている。
一方で、学校給食の質や量も確保していかなければならないし、本市のみならず長野県全体の共通認識だと思うが、長野県産、あるいは長野市産の農産物を積極的に活用することに取り組んでいる。今提供させていただいている給食が継続的に提供できるよう、国の負担軽減策と併せて、市としてどうしていくのかを考えていきたいと思っている。

Q2(記者)

給食費に関しては、市でも物価高騰に応じて保護者負担が生じないように、都度対応されていると思う。対応については今後検討ということだが、やはり市長ご自身としては、なるべく保護者負担が生じない形が望ましいという考えか。

A2(長野市長)

単に給食費のみならず、子育て支援についてどうあるべきか、あるいは未来ある子どもたちを応援するためにはどうあるべきか、例えば、「みらいハッケン!」プロジェクトといった事業もさせていただいている。今回の国の給食費の負担軽減については、負担軽減というよりも完全に無償化という言葉が先行している状況も踏まえ、市全体の子育て支援あるいは家計負担軽減という観点から検討を重ねていきたいと思っている。

Q3(記者)

長野市内では大規模な林野火災が直近でいつ頃起きたか。また、林野火災自体が年間どれぐらいあるのか、お願いしたい。

A3(消防局主幹兼予防課長補佐)

過去、大規模林野火災は長野市内で4件起きている。
まず1件目は、1987年の北郷のブランド薬師公園での林野火災。(2件目は)2001年4月の安茂里の小市地籍での山林火災、(3件目は)2002年9月の若穂川田での山林火災である。直近では2018年4月に若穂綿内での山林火災があり、こちらは4.5ヘクタールの焼損であった。

Q4(記者)

林野火災注意報・警報の運用開始に当たって、まず何よりも市民の火の取り扱いに関する意識や協力が重要だと思うが、改めて市長から市民への呼びかけと、運用開始により期待する効果について伺いたい。

A4(長野市長)

先ほど予防課から過去の4件の林野火災についての説明があった。特に春先になると空気が乾燥することに加え、農業を営む方々が活動し始め、剪定(せんてい)枝や枯れ葉などを燃やす機会も多くなってくる。消防局中心に、しっかりとした呼びかけを行っていきたいと思っており、先ほどの説明のように、積極的に注意報・警報運用に取り組んでいきたいと思っている。
林野火災が一度起きると消火には時間がかかり、例えば2001年4月に安茂里で起きた山林火災では、28ヘクタールという非常に広大な山林を焼損した。まずは市民の皆さんには火の取り扱いに十分注意をしていただくことが大事だと思っている。その上で、市としても注意喚起を行っていきたい。

Q5(記者)

関連して消防局に伺いたい。(林野火災注意報・警報の)対象地域は市街地以外としているが、市内の何割程度が対象となるのか。

A5(消防局主幹兼予防課長補佐)

具体的には(資料に)記載があるように、都市計画法の市街化区域外の区域ということで、おおむね林野沿いと河川敷沿いが対象となる。今回の林野火災注意報・警報の対象は、山林や原野のほか、河川敷沿いなどの部分を含めた火災防止ということで対象地域を設定している。

Q6(記者)

市内の(林野火災注意報・警報の対象地域の)面積割合はどのくらいか。

A6(消防局主幹兼予防課長補佐)

資料を持ち合わせていないので、後ほど回答したい。(長野市全体の92.9パーセントが対象地域となる。)

Q7(記者)

「長野市大人と子どもの心得八か条」について伺いたい。市PTA連合会と市教育委員会、市校長会が連携して啓発しているスローガンで、「我慢する 心を持ちます」や「年長者を敬い 大事にします」など、道徳的な内容が入っているスローガンかと思う。
市PTA連合会の全体会合で、唱和や声を出して読み上げることの在り方を見直した(唱和を取りやめた)と聞いている。まずこの内容について、市長はどう考えているか。また、市PTA連合会が唱和の在り方を見直したことについて、どう捉えているか伺いたい。

A7(長野市長)

過去に議会で、この八か条について市長はどう考えるかという質問をいただいたが、これはPTAの皆さまに主体的に考えていただく(ことである)。一義的にPTAが考えた上での今回の対応ということになるので、市長の立場で私が申し上げることは特にない。
ただ、私も(以前)PTAで、この八か条を唱和し、読んだこともある。特に違和感を覚えたという経験は個人的にはない。教育は、まず一義的には家庭が大事だということに関しては全く同感であるし、その上で八か条が作られたと思う。その捉え方はさまざまであり、社会背景や時代背景から考えると、部分的に「これはどうなのか」という声が上がることもあると思う。それを受けて、今回PTAが対応したことであるから、特に市長としてコメントをすることはない。

Q8(記者)

市長もPTAの活動で唱和をしたことがあるという中で、いろいろな考えがある一方で、長野市は、「子どもの権利条例」をこの秋に制定し、その中で生き生きと子どもたちが暮らせるようにという点で、(子どもたちの)意見表明の機会の保障などを重視する姿勢が盛られているが、(八か条との)齟齬(そご)などはないと考えているのか。

A8(長野市長)

八か条の一つ一つの文言の解釈は人それぞれだと思う。(八か条を)PTAの皆さまが作られて、今後どうしていくのかということの答えが出たということだと思うが、(八か条と)子どもの権利条例との整合性について、市長の立場で何か評価することはない。
ただ、八か条の中の「我慢する」という言葉が、捉え方によっては、「発言がしにくい」、「思いがあってもグッとこらえる」という解釈になる場合もあると思うので、その辺りはPTAが内容を考え直すことはあるかもしれない。
われわれは、子どもの権利条例に基づき子どもの声をしっかり拾いながら、その声を市政に反映させる。そのような市政運営に取り組んでいきたいと思っている。

Q9(記者)

主体が市PTA連合会であると思うが、(市でも)毎年予算化し、小中学校の新1年生にポスターやチラシなどを配っている。その部分で、何か検討していることはあるか。

A9(長野市長)

具体的な話は特に教育委員会から聞いていない。
今後、何か進展がある場合には、また教育委員会と検討したい。

Q10(記者)
チラシなどを配ることは、来年度続けるかどうかなども含めて検討されるということか。

A10(長野市長)

現在、来年度予算編成に向けて取り組んでいるが、まだ教育委員会とは予算折衝をしていないので、今後検討していきたい。

Q11(記者)

連携して取り組みを啓発してきたと思うが、どのように推進していくのが望ましいと思うか、見解を伺いたい。

A11(長野市長)

私も子を持つ親である。PTAあるいは教育委員会、そしてまち全体が、長野市に暮らす子どもたちの健やかな成長を願っていることは共通の考えだと思う。その中で、かつてPTAとしてこの八か条を作ったということは、やはり、その願いがあったからだと思う。
ただ、さまざまな社会背景の中で、一人一人の解釈も多様であり、解釈の幅が広過ぎることが、さまざまな物議を醸す要因であるということも、PTAの皆さんは今回学ばれたと思う。
私としては、議会でこの八か条の話題が取り上げられたことも踏まえて、教育委員会・PTA・学校と連携して、本市の子どもたちが生き生きと健やかに自分を表現できる環境をみんなで作っていけたらと思っている。

Q12(記者)

東京赤坂で発生したサウナの火災がクローズアップされており、この火災を受けて、自治体によっては立ち入りで検査をするところもあると聞いている。長野市もこの火災を受けて、現時点で何か対応する予定はあるか。

A12(消防局主幹兼予防課長補佐)

現時点で、長野市消防局としては、立ち入り検査などを実施する予定はない。
今後、注意喚起なども含めて、対応を検討していきたい。

Q13(記者)

市長ご自身も結構サウナの利用はしているのか。

A13(長野市長)

私は熱いのがあまり好きではなく、サウナは苦手である。
今、予防課からも話があったように、このような施設は基本的には定期的な検査をしているため、そのような機会にしっかりと検査していくことが、まず大事であると思う。
一方で、今回の事故をニュースで見聞きすると、(サウナの運営が)かなりずさんだと言わざるを得ないのではないかと思う。先ほどの林野火災の呼びかけ同様、日頃からの点検・注意喚起にしっかりと取り組む必要があると思っている。

Q14(記者)

今年の1月に長野駅前で殺傷事件があった。それを受けてこの1年間で、市として治安対策に特に注力してきた点、そして来年以降につなげていきたい点についてお伺いしたい。

A14(長野市長)

非常に残念な事件が起きてしまい、まさかこんなに身近で殺傷事件が起きるとは想像していなかった。この事件を受けて、今私が会長を務める長水防犯協会連合会と、篠ノ井方面の南長野防犯協会連合会が連携を強め、日頃の防犯対策に取り組むための合同会議なども行ってきた。
今後、地域の防犯対応力を上げるためには、地域の力や地域の絆が大きな鍵を握ると思っている。単に防犯対策のためとは申し上げないが、住民自治協議会あるいはそれぞれの区の活動の中で、地域社会の絆をしっかりつくり確保していくことが防犯対応力の向上にもつながると思う。
今後さらに人口減少や高齢化が進み、地域活動にもいろいろ課題が生じると思うが、こういう地域活動をしっかりと推進していくことが大事だと思っている。

Q15(記者)

冒頭で全国高校駅伝の話があった。実際に市長がオンタイムで観戦された際に、何か印象に残ったシーンがあればお伺いしたい。

A15(長野市長)

残念ながら全てを観ることはできなかったが、本当に「長野東高校独走状態」という状況で、あれほど鮮やかに勝っていただくと、観る者にすがすがしさを与えてくれると思った。今後、長野県、あるいは長野市にも優勝報告にお越しいただくかもしれないが、その時は心からお祝いを伝えたいと思っている。

Q16(記者)

先ほどのあいさつで、今年1年の振り返りと、来年の取り組みに触れていたが、改めて今年1年でやり残したことや、来年特に力を入れたいことなどについて伺いたい。

A16(長野市長)

今年を振り返ると、市長選挙で二期目の当選をさせていただいたことが非常に大きな糧となっている。1年を振り返って、私としては一つ一つの仕事に丁寧に、真剣に向き合って取り組んできたつもりであり、やり残しや後悔は特に感じていない。
また、二期目の負託をいただいた中で、来年も含めて市長公約を一つ一つ丁寧に実現させていきたいと思っている。一期目4年間の取り組みの中でまいてきた種に花を咲かせて実を付ける、そんな来年、そして来たる4年間にしていきたいと思っている。

お問い合わせ先

企画政策部
広報広聴課広報担当

長野市大字鶴賀緑町1613番地 第一庁舎6階

ファックス番号:026-224-5102

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